2012 June

ヴェルサイユ Versailles ー ド・レペ神父ゆかりの地を訪ねる

Paris

 
  1  
 
 

ヴェルサイユに宮殿の建設が始まり、それと平行して街も計画的に造成された。

このヴェルサイユの街作りは後にワシントンやニューデリー、ブラジリアなど現代の都市計画のモデルになったと言われている。

 

 
 
 
 
 
 
 

手話の考案者と言われているフランス人の神父、ド・レペ神父(L'Abbe de L'epee)はヴェルサイユの宮廷建築家の家に生まれた。神父の両親は「建築」を通して結びついた2つの家族。母方の叔父、ジャッ ク・ド・レペ(Jacques de L'epee) はルーブル美術館の基本設計をした言う。かつて王室の狩猟地であったヴェルサイユに宮殿の建設が始まったのはルイ13世の時代、宮廷建築家の多く住んで居 たと言う。爽やかな6月のお天気の中ゆかりの地を訪ねて見る。市庁舎に掲げられている、フランス革命後、第一次共和制の頃からのスローガン、自由 (Liberte)、平等(Egalite)、博愛(Fraternite)が眩しく見える。

 

 

Paris

 
 
1843年に建てられたというド・レペ神父の最初の銅像が立つ教会。美しい6月の光がほんのり差し込む穏やかな礼拝堂。

 

Paris

   
 
 
 
 
 

 

Paris

 
 
ド・レペ神父の生家は諸説がありいささか真実味に欠ける感もあるけれど、とにかくド・レペ神父街(Rue de L'ABbe-de-L'Epee)が存在する。華やかな街並みと強い陽射しの中、ひんやりとした小路に入ると何だかほっとする。穏やかな坂道を歩きつつド・レペ神父がここに居たであろう1720年頃に思いを馳せる。

 

Paris

 
 
charity index 坂道を下りきると鮮やかな黄色いアパルトマン。再び華やかな街に繋がっている。小さなこのド・レペ神父街を日本から来た小さな日本人が歩いている。手話によって結び付けられたこんな小さなご縁を大切にしたいと思う。 page top

home