丹下健三氏設計の、モリハナエビルがこの秋に取り壊される。表参道のランドマークであり、地下のアンティーク・マーケットはまるでパリのようだったのに・・・。とても残念。最後の催しとして、モリハナエ氏と若いクリエーターのコラボレーション展を見る。いつの時代も若いクリエーターの,それもモードではない分野の才能をいち早く見つけるモリハナエ氏の活動の仕方はとても尊敬している。

モリハナエビル自体がまるでオブジェのようで本当に美しい。ミラーガラスの仕上げも時代を感じる。時を経ても全く古さを感じさせないのに。「効率の問題」で取り壊しになるのは、仕方がないとはいえとても悲しい・・・。

パリから来ているアートディレクターの友人は、「とにかくマニアックなところに連れて行って欲しい」というので、おなじみの畳の職人さんにお願いする事に。日本人の私ですらなかなか見ることのない機会。その職人芸ともいうべき「手さばき」に、デジカメでは・・・とビデオに切り替えるＢ氏。訳すのは大変だったけれど、一番楽しんだのは私かも知れない。職人さんに本当に感謝！