2014 November

 

   
 
 
 
 
六本木のミッドタウンに「G展ーGOOD DESIGN受賞展」を見に行く。 ミッドタウンのさまざまな場所で、カテゴリーごとにさまざまな分野の 「GOOD DESIGN」。最近は介護で病院に居ることも多いので、自然と 車椅子や介護用品に目が行く。オーディオ機器やコンピューターはもち ろん、 農耕機器や道標、タイルなどの素材にも「GOOD DESIGN」の審査があ ることに驚く。生活が美しくなったり楽しくなることにデザイン の力が役に立 つのは素晴らしいけれど、それをデザインしている「デザイナー」自身が、まず は美しく楽しい人生を生きていなければ本末転倒な気がす る。もっとも大きな デザイン、「人生のデザイン」こそ何よりも大切なのでは?

 

 

   
 
 
秋晴れの一日、主人の大学の学園祭に伺う。ゼミの学生さんと一緒にお好み焼き をほおばったりすっかり学生時代に戻ったよう!

 

 

 
 
 
 
主人のゼミ生の建築模型をはじめ、プロダクトデザインコースの学生さんの家 具、アクリルの小物など学生さんならではのフレッシュな雰囲気は、荒削 りな がら何とも言えない魅力がある。「若いという価値」はその時はなかなか気がつ かないモノ。だからこそ、その大切な時間をどうか自由に楽しく謳 歌して欲し い。大学院生はもう長いお付き合い、院生室でコーヒーを頂きつつお喋りも楽し い。

 

 

   
 
 
母校の講演会のご報告と御礼に伺う。私が学生の頃にはまだ出来ていなかった新 校舎も次々に出来て、まるでアメリカのキャンパスのよう。購買部の書 店は国 際コミニュケーション学科のために日本文化を紹介する書籍が揃っていて、外国 に住んでいる私にはとても興味深い。十二単について書かれたこ の本、パリで 役に立ちそう。美しい写真のページを繰りながらに生まれて本当に良かったとつ くずく思う。

 

 

 
 
「篆刻 関野香雲展を拝見する。「篆刻」とは印章を作成することで、中国を起 源とする篆書を印文に彫ることから篆刻と言うそう。子供の頃から母に 連れら れてずいぶん篆刻の展覧会を見て来た。初等科の恩師の義理のお父様が著名な篆 刻家というご縁で、素晴らしい展覧会を拝見する機会に感謝す る。奥様の素敵 な雰囲気と数々の貴重な作品、会場の高尚な空気感が印象的。恩師の先生にも久 しぶりにお目にかかることが出来てとても嬉しい。

 

 

   
 
 
expo index 求龍堂から出版を控えている私の本の担当編集者M氏からのご案内で、人間国宝 の染色家、志村ふくみ先生の展覧会に伺う。M氏が志村ふくみ先生をご 担当に なってから折に触れて著作などもお知らせ頂き、じっくり拝読する機会に恵まれ ていることをとても感謝している。やはり「ものを創る」人の紡 ぐ言葉は味わ いがあり奥が深く、「糸を紡ぐように言葉を紡ぐ」・・・という印象。アトリエ の写真や制作風景も90歳を過ぎられているとはとても思 えない。 page top

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