2015 March

 

   
 
 
 
パリほど写真が文化として盛んに扱われている都市はないと思うほどだけれど、現代アートの殿堂のようなポンピドーゼンターに 写真専用の展示室が出来たのはつい最近の事。写真技術にまつわる歴史的な展示も、まるでオブジェのようで美しい・・・。

 

 

 
 
ポンピドーセンターの4階は常設の現代美術館。毎回行くたびに新たに購入した 作品が楽しみ。世界中の現代美術に目を光らせて(!)買い付けていく とは、 キューレーターの力量が試される大変な仕事。 私はあまり深いことはわからないけれど、とにかく現代美術を見るのは心が軽く なるようでとても好き。昨年、パレ・ド・トウキョウという美術館で大 きな展 覧会をやっていたアーティストの作品も早速発見。

 

 

 
 
 
ポンピドーセンターの現代美術館内の企画展、「Herve TELEMAQUE」展を見る。 1937年ハイチに生まれ、NYで抽象的表現主義に触れ、その後パリでシュー ルレアリズムにポップアートの技法を応用した 作風が評判となったアーティス ト。ポップアートとシュールレアリズムが私の中ではなかなか結びつかない・・・

 

 

 
 
 
 
 
 
 
パレ・ド・トウキョウでギリシャ人のアーティスト Vassiakis TAKIS の展覧会 を見る。1993年にジュ・ド・ポーム美術館で大きな展覧会をやっていた。その頃はキネティック・アートにあまり興味がなく、行かないままに終 わってずっと後悔していた。エレクトロマグネティックという作品は、球体が磁石の反 発によって微妙に動き続けるというもの。「キネティック・アー ト」という言 葉を始めて知ったのもこのTAKISの作品だった。

 

 

   
 
 
 
Palais de Tokyo パレ・ド・トウキョウはいつ来ても何かしら面白い展覧会を やっている。一人のアーティストの展覧会よりも、一つのテーマによってさまざ まなアーティストの 作品が集められた企画展のほうが 自由な雰囲気があって楽しい。

 

 

   
 
 
 
この美術館はあまりにも大きく、常に新しい展示の準備が重なっているので、ど れが作品であるインスタレーションか、はたまた準備の現場か?わから ないく らい。そんな自由な雰囲気がとても好き。

 

 

 
 
子供の頃父の設計模型を作っているアトリエで遊んでいた「ジオラマ」(模型 様の小さな人形)は、何ともかわいくてアクセサリーにしたりしていた けれ ど、現代美術のアーティストもよく使うアイテムのよう・・・。

 

 

 
 
expo index 真っ白い空間に、シュールな作品が並び、何だか気持ちが澄んでいくよう・・・。 page top

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