2015 November
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ルイ16世様式の貴族邸宅の内装や、かつてのパリの眺望、模型、装飾、パリに 暮した有名人の肖像画など興味は尽きない。 |
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ルーブル宮の東ファサードは今も車で通るたびに、本当に美しい・・・と心に残 る光景。古い絵画にいにしえの昔のパリに思いを馳せる。 |
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ルイ16世の青のサロン。華麗な装飾はルイ14世のヴェルサイユ宮殿にも負け ない魅力がある。パリを知る美術館としてさまざまに興味は尽きず何度 でも訪 れたい。 |
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大好きな建築家、オーギュスト・ペレが1952年から1954年で亡くなるま でアトリエがあったレアヌール通りの集合住宅(1932年)。近くを 通るとつ い車を止めてしまう・・・。 |
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テロ事件以来、緊張感と閉塞感で毎日の気持ちの持って行きかたが難しい。あら ゆるアポイントメントがキャンセルになり、メトロも車も使えない。と にかく 気分転換が必要、どこかに出かけないと気持ちが滅入ってしまう。JACOB通 り10番地はコルビジェが住んでいた場所。ロバート・キャパ、 アンリ・カル ティエ・ブレッソンで有名な国際的写真家集団「マグナム・フォト」のギャラ リーもサンジェルマンにある。リヒャルト・ワーグナーが住ん でいたアパルトマ ンもここに。テロ事件以来静まり返った通りをひたすら歩く・・・。 |
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どこにも出かけられない日が続いて何をしても落ち着かない。皆思う事は同じら しく我が家の下のカフェはご近所の方々でいっぱい。このカフェは 1920年 代、作家のボリス・ヴィアンやヘミングウェイが通っていた「カフェ・ミ ショー」で、ピカソやマンレイ、ダリやコクトー、フィッツジェラ ルド夫妻も ここでよく牡蠣を食べていたとか。驚く事にその曾孫が今、ここのギャルソンを しているクリストフル君。昔のサンペールの写真を見せてく れて「ボリス・ ヴィアンのサンジェルマン・デ・プレの法則って言う本にボクの曾おじいさんの 写真が出てるよ」・・・と。日本語版を持っていた私は 早速発見!素晴らしく 魅力的な人物だったようで、アーティストからはお金を取ろうとせず売れる前の ピカソ達から支払いの代わりに作品を貰っていた いたとか。 |
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我が家の近くJACOB通りに「Espace Femme」という女性作家だけのギャラ リーがある。マグリット・デユラスやコレット、さまざまな作家の本とその装丁 をデザインしたアーティストのリトグ ラフなどが作家ごとに展示されていて興 味深い。パッサージュの奥にひっそりとあるサンジェルマンらしい素敵な場所。 |
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閉塞感いっぱいの毎日を何とか乗り切らなくては。サンジェルマンのお散歩がい つになく楽しい。アンティークのシャンデリアのブティックや貴族の邸 宅を改 装したホテル、ゴージャスで夢のようなモノを見ることが今の私には本当に必 要。サンチャゴ・デ・コンポステラへの巡礼を思い出す美しい貝の レリーフ、 フランス語では帆立貝のことを「Coquilles Saint Jacques」という。スペイン語のサンチャゴ、日本語の聖ヤコブ (Jacques)のシンボルがが帆立貝だったことに由来するとか・・・。こ んなファンタジーに浸り気持ちを落ちつかせる。 |
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我が家の下のカフェの恒例の木曜日のコンサート。テロ事件以来、ご近所の情報 センターの役割も大きく普段は来ないお年寄り達まで「とにかく皆と一 緒に居 たい」とカウンターまでいっぱい。満月の夜、 皆がさまざまな思いを胸にJAZZを聴く・・・。 | page top |