2017 March
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フランス人にとっては「タンタン」と同じくらい人気がある「ガストン」展をポ ンピドーセンターの図書館で見る。ベルギーの漫画家アンドレ・フラカ ンが 1952年から雑誌「スピルー」に連載していた怠け者で騒動ばかり起こすガス トン・ラガッフの日常を描いたコミック。ラガッフは「ひどい間違 いを犯す 人」の意味もあるとかで、私達世代のフランス人には懐かしい漫画のようで平日 だと言うのにタイヘンな人! |
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エッフェル塔の対岸、トロカデロ広場にあるこの劇場、地下にある客席に向かっ て降りてゆくスケールの大きな大階段はまるで舞台のような大迫力。 2004 年に歌舞伎が上演された時にはこの階段が人で埋め尽くされたとか、観劇の興奮 がいやが上にも盛り上がる。 |
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大好きなフランス人のイラストレーター、ジャン・ジャック・サンペ。サンペは 風刺画家と呼ばれるけれど私にとっては高校生の頃に読んだ「プチ・ニ コラ」 の漫画が印象的、フランス版サザエさんと言えるほどのフランスの国民的コミッ クのプチ・ニコラ。2011年にパリ市庁舎で開催された初めて の回顧展もも ちろん見に行った。そんな彼の作品を扱う唯一のギャラリーが我が家の近くにあ り、名門誌「ニューヨーカー」の表紙を30年以上飾って きたサンペの作品の オリジナルを拝見。ウィットの利いた少し辛口の風刺も彼ならではの優しい画風 で包み込み見る人にさりげなく納得させてしまう。 エリゼ宮関係の招待状や名 門カフェのテーブルにもサンペの絵が・・・。それにしてもパリの縦列駐車事情 はひどい! |
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青山のフロムファーストビルはいつ行っても何とも素敵な雰囲気、高校生の頃母 とよくランチを頂いたカフェFIGAROも懐かしい。お取引先でもあ るグラ ス・ギャラリー カラニスで「香りの器」展を見る。香水瓶やお香立て、ガラスの透明な質感と香りの組み合わせが面白い |
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和光ホールにて三田村有純漆芸展「金彩漆黒」−新たな地平を見つめてーを拝見 する。漆芸家三田村家の三代目であり、江戸蒔絵赤塚派の十代目でもあ る三田 村先生、父と同じ時期に芸大に居られたのでお懐かしくご挨拶する。「ものつく り、という言葉には、ものを作るだけでなく新しい文化をつくっ て行きたいと いう願いを込めています」というインタビューの記事にも共感する。漆と木と和 紙で出来た空間「MA=間」が会場に設置され中に入って 空間を体験できるの も面白い。 |
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画材店の月光荘の地下にあるギャラリー「画室」でーGift−Akita japan shigeki photo exbision- 見る。このギャラリーは私のブティックを改装する時 に参考にした空間。むき出しのパイプをそのまま残すことにしたのはこの空間を 見たことがきっかっけ、何 とも懐かしい気持ちになる。 |