2018 February

 

 

 
 
長く名前を知っているフランス人の彫刻家セザール、CERAR  BALDACCINI(1921年1月1日ー1998年12月6日)が本名と 知 る。第二次世界大戦後、高価な大理石やブロンズは手に入らなかったためく ず鉄などの廃棄物を寄せ集めて溶接して彫刻を作っていた。これは同様の手 法 で彫刻を作っていたピカソの影響もあるといわれている。デッサンなしの手作業 でくず鉄のかけらを組み合わせてアッサンブラージュを作るなど触感 による手 作業と素材の物質感に強い関心を抱いていた。

 

 

 
 
1960年、スクラップ工場で四角い金属塊に圧縮してしまう大型プレス機に魅 了され、自動車をプレス機で平らにしたり四角く圧縮するなど、手作業 によら ず意のままにならない「圧縮彫刻ーコンプレッション」を作りサロン・ド・メに 出展され賛否両論の話題となった。その後はさまざまな試行錯誤 を重ね、偶然 によらない「操作された圧縮彫刻」を作るようになる。映画のセザール賞のトロ フィーは彼の作品であり、それにちなんで「セザール賞」 と呼ばれるように なったそう。

 

 

 
 
 
サンジェルマンの中でもJACOB通りはパリで最も文化的な通りといわれるほ ど老舗のギャラリーやアンティークのブティックが並び、有名文化人も 数多く お住まい。一見普通のアパルトマンでも中に入ると驚くような迷宮が広がってい ることも多く・・・。フランソワ1世後を引く御一族のC嬢、 NYでペイン ティングを学びパリとNYを往復しつつ制作活動。「MOMIノウチの近くにパ リで一番古い森があるのよ」と、 森をテーマにした展覧会のオープニング、どこまでも広い中庭で夢のようなカク テルパーティー。

 

 

 
 
expo index 東京に戻るともう春の気配、ウィーンから戻った主人と落ち合い西洋美術館へ 「プラド美術館展」のオープニングに伺う。スペインにはずいぶん行って いる のに未だにマドリッド、プラド美術館には行った事がない。スペイン大使館から 続々とVIPが到着、スペインらしい濃いお顔立ちのお歴々が並 ぶ。大変なお 人で内覧会というよりマンウォッチング?もう一度ゆっくり見に来ることに。 page top

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