2007 February

Tokyo

 
 
 
ワタリウム美術館にて、ブルーノ・タウト展を見る。
熱海にある日向別邸がまだ一般に公開される前に見せていただく機会があり、日本的な色彩と、ブルーノ・タウトならではの「日本」への解釈ともいえるそのデザインに興味を持っていたけれど、今回の展覧会のその資料の多さには圧倒される。模型、自筆の手紙など、なかなか一同に見る事は出来ないので、本当に貴重な機会。

 

Paris

 
 
 
建築家、フランク・O・ゲーリーのドキュメンタリー映画、「Sketch of Frnak O. gehry」を見る。
ロス・アンジェルスを中心に活動するゲーリーの作品はスペインのビルバオのグッゲンハイム美術館や、ドイツのVITRA美術館などたくさん見ているけれど、あの曲線はCGではなく、こうして紙を切ったり、曲げたりしてデザインの構想を練っているというのに驚く。アトリエの規模の大きさやその雰囲気も興味深い。コンサート・ホールのオープニングに設計者として舞台に出て、聴衆のスタンディング・オベーションに笑顔で挨拶するところは、日本とは違う・・・。

 

Paris

 
 
 
EDF財団でパトリック・ブランの展覧会を見る。
熱帯雨林のアマゾンの植物のアーティスト(?)。会場に入ったとたんに湿気と水の音と暗さで、アマゾンの奥地に迷い込んだよう。「植物の形」にはとても興味を持っているけれど、アマゾンには想像もつかない形の植物が生息しているようで、まるで「グラフィックデザイナーが考えた未来の植物」のよう・・・。

 

Paris

 
 
久しぶりにポンピドー・センターへ。
新しく買い上げた作品の案内が来ていたのに、年頭から引越しの雑務ですっかり出遅れる。サンゴバンはフランスのガラスの中でも、私にとっては子供のときから聞いている名前。コルビジェが日本の西洋美術館を建てた時にも指定したという。私のブティックは小さいながらにエントランスのガラスは、サンゴバン・・・。

 

Paris

 
 
 
パリの美術館のリノベーションは本当に信じられないくらい長い間閉まっている。
10年の月日をかけて生まれ変わった装飾美術館へ。
さながら「家具の美術館」といったところ。9階まで各階ー各年代にカテゴライズされていて、デザイナーごとの展示も面白い。J・プルヴェや、C・ペリアンなどの展覧会の再現や、P・シャローのオフィスのモックアップなどから現代のP・スタルクまで、本当に幅も広い。階上からしたを見下ろすと、まるでチャールズ・イームズのカードのよう。

 

Paris

 
 
 
 
 
Culture index
友人の勤める家具のギャラリー、パトリック・セガンへ行く。
バスティーユの裏の倉庫をジャン・ヌーベルが改装したこのギャラリー。J・プルヴェのコレクションは本当に素晴らしい。展示されていない作品や、過去の展覧会の図録などを見せて頂いて、話は尽きない。階上のオフィス階からは一同に家具たちが見下ろせて、素晴らしい!
page top

home