帰国早々、本の打ち合わせで求龍堂へ。

年末から「旅」の写真の資料に振り回されっぱなしだったけれど、ようやく「各旅」ごとに写真を選び出し、プレゼンパネルとなって陽の目をみることに。担当編集者の方も、もうボーゼン。平成の兼高かおる？

本の写真のレイアウトの打ち合わせでグラフィックデザイナー、Ｓ氏の事務所へ。

いろいろな提案を頂いてもビジュアルにならないと全くわからない私は担当編集者のＭ氏とＳ氏の打ち合わせを横で聞いている。みるにみかねたＳ氏が「じゃあちょっと見てみる？」ようやくほっ・・・。数々の国際的な賞の賞状を見てますます緊張して「わかったふり？」をする。

母との銀座は本当に楽しい。 老舗は母に教わって、新しいブランドのショップは私が、と新旧の役割もあって。 でもお茶はやっぱりココ。マキシムはもう４０年も変わらず正に「東京のパリ」。本当にパリより濃い？空間で、コッチリしたガトー・ショコラと薫り高いコーヒー、少しでも冷めると、さっと取り替えてくださるサービスも落ち着く。

今日もひたすら本の写真の選定・・・。事務所の壁も一面の写真。そのまま移動して求龍堂でも、写真・・・。

旅をすればするほど「データが増える！」もうどこにも行きたくない！

ようやく本の編集作業も一段落、パリへ戻る。

いつもの早朝フライトのため、まだ暗い東京を走る。雲ひとつない空が明けて来る。川を渡って・・・成田までの景色も朝は美しい。

快晴のシャルル・ド・ゴール空港に到着。世界中のエアラインのデザインが見られて面白い。アラブ首長国連邦のエミレイツ・エアウェイズはゴールドの縁取りで何だか中東っぽいデザイン。

アパルトマンの改装もようやく、３Ｆ、５Ｆともに終了。生活も落ち着く。今晩は友人をアペリティフにお招き。早速、ビュシー通りのマルシェへ。

食べごろのチーズや胡椒をまぶしたサラミなど、軽くつまめておいしいモノを調達。皆、忙しいので、こんなアペリティフって気軽でいいのです。

ようやくお引越しも終了。５階のアパルトマンのテラスからはサンジェルマンからセーヌ河までが一望できる。

夜明けを待ってテラスでカフェを頂く。薄い霧の向こうはセーヌ、その向こうにはルーブル宮が見える。朝はサンペール通りもとても静か・・・。

３Ｆのショウルーム用にトルソーなど、什器の製作を始める。お天気が良いのでお気に入りのルーブル宮の東ファサードの道を選ぶ。忙しくてもこういう美しい景色を見ると、本当に和む。

３Ｆの新しいスペースのインスタレーションもようやくアイディアがまとまり、早速制作にとりかかる。サンプルの３色、パリの景色をバックに・・・。

新しいインスタレーションが終わって、パリの暮れかかったそらをバックに、スタッフとお疲れさま。

オリジナルのトルソーの仕上がりも大満足。来週からのクライアントの反応が楽しみ！