ようやくすっきりとした晴天で桜を見ることが出来る。今年は桜の開花のタイミングとお天気の巡りあわせがあまりよくなくて残念な思い。石神井川の桜は、川面に散った桜がまるで「花びらの絨毯」のよう。桜って本当に美しい・・・・。

風が吹くたびに花びらが散って川面に乗って流れてゆく。いつまで見ていても、どこから見ても美しく、飽きる事がない。でももう来週には新芽が芽吹いてまた違った光景になると思うと桜ははかないものだとしみじみ。

母校のチャリティーでご一緒してから、すっかり仲良くして頂いている後輩のフラワーデザイナーのＪ嬢の店のオープンのお祝いに伺う。Ｊ嬢ご本人のイメージそのもの、爽やかで可愛らしいお店に感激。ブルーと白を基調にしてるせいか、お花の鮮やかな色がとても映えて美しい。自由が丘の街の雰囲気にもぴったり！

講演会と言うといつも緊張するけれど同業者となればなお更・・・。会場の面白さとそのコンセプトにとても共感を持つことが出来たのでお引き受けしたので、始まる前はスタッフの皆様が会場をセッティングして下っている間、らふらと会場である古い小学校をお散歩する。お天気もよくふっと、今日お話しするのは私だ、と言う事を忘れそう・・・。

パワーポイントで自分の過去の作品を説明しつつ、私自身がもう２０年以上もパリにいるんだわ、と内心驚きつつ・・・。質疑応答の質問のレベルの高さにこそ驚く。このような講演会をお引き受けすると、必ず私自身が勉強させて頂く。こんな機会を頂いた事に、そしてスタッフの皆様に感謝！

ホテル・オークラの本館のロビーはいつ行ってもとても落ち着く。その昔、静まりかえったロビーで、大変な身振り手振りでお話しているガイジンさん・・・、よくよく見たらシラク元大統領だったことを思い出す。新館のロビーもなかなか素敵。

母校のチャリティーに参加させて頂く。広い会場が後輩のお花と私のジュエリーで本当に埋まるかしら？と不安に思って居たけれど、トルソーの色も決まって少しずつ並べて行くとようやく形になってきて結局夜までかかって「大丈夫ね？」と、ほっとする前日。

夢のようなお料理が並び、お作りになった先生方やお教室の方々のきめ細やかなご配慮、そしてそれを実現するアイディアに感激する。長い間の試行錯誤がこうして一つの作品になるのだと、身の引き締まる思い。

そして何よりも嬉しいのは、幼稚園からの同級生がこのチャリティーに一緒に参加して下さった事。もう４０年もお友達！

友人のＢ氏がアート・ディレクターそ務めるトレンドマーケティングの会社の社長が来日。講演会にお招き頂く。世界中を飛び回っている正にジェットセッターのＫ氏。でもさすがフレンチ・マダムのエレガントさと、過密なスケジュールでも疲れも見せないタフさで周りを魅了している。プレゼントのネックレスをとても喜んで下さり、こんなに喜んで下さるとこちらこそ感激。

最終便で香港に着くと、まるで昼のようで驚くけれど、朝が遅いのはとても困る。ペニンシュラのロビー・カフェの私はいつものようにインヴォイスの整理など。朝は待ちくたびれた欧米人で、皆ＰＣやらなにやら・・・。マネージャーのご手配で日本語の新聞も用意してくださり、ポットサービスでは冷房が強いので冷めてしまうからと、そのつどカップでサービスしてくださり、本当に快適。そして本当に感謝。仕事も大変はかどるというもの。

香港の出張ももう１５年くらいになるけれど、長年のお付き合いの皆さんのお陰で、いつも快適に、順調にとてもいい素材に触れることにとても感謝している。「ミス・ＭＯＭＩさん〜」と香港の人独特のイントネーションのある英語も、何だか懐かしい。

香港から東京に戻る便は８時に離陸！早朝と言うより深夜に起床？と言う感じの朝。空港までのシティー・フライヤーの中で夜が明けていく。いつもても美しい夜明けの香港ベイ。