ようやく２０１１年も明けて、やはり新年はどこで過ごしてもすがすがしい。１週間で言えば月曜日、月で言えば１日が好きな私は新年のこの気分がとても好き。今年はニースで年を越し、元旦の南仏の海の夕暮れは本当に美しい。今年も「丁寧に、ひとつずつ、確実に」クオリティの高い仕事をしたいと思う。

大晦日まで「コルビジェ行脚」が続いたので、元旦は少しゆっくり過ごしたいと、車でモナコまで。ニースからモナコは海岸線をドライブして本当にスグに着くので、入り江を望むカフェでゆっくりお茶を頂く。やはり南仏、お天気はあまり良くなくてもとても暖かい。クルーザーがひしめく向こうには丘陵地がそびえていて、Ｆ１のモナコグランプリの会場にはぴったりなのだと思う。

モナコのレーニエ皇とグレース・ケリーの結婚式が執り行われた事でも有名な「Hotel de Paris」へ。元旦と会って世界中のＴＶカメラと著名人、そのファンの人々で入り口はごった返している。普段サンジェルマン・デ・プレにいると、「目立ちたくない著名人」ばかりで、一見とても地味に装っているので、このわかりやすさにハリウッドのような気分になる。パリの３つ星レストラン、ピエール・ガルニエールのモナコ店。各国のＶＩＰのランチョンの雰囲気はまさにハリウッド・・・。カフェから眺めるだけでも映画のよう。ロビーでイタリアのサッカーの超有名人ＴＯＴＴＩを見かける。普段着の感じがなんだかほっとして、サンジェルマンが恋しくなる。

今年も「短くも濃い！」、我が家のヴァカンスは終了。パリは３日にはもうビジネスが再開。今年も早朝便で世界中で仕事をするのだと思うと・・・。まだ夜の明けないニースの空港から夜明けとともに離陸。機内から晴天の雪山を拝む。

２０１１年も始まり、サンジェルマンに戻ると、カフェもビストロも「ＭＯＭＩ、ヴァカンスはどこへ？」と毎年のお約束の会話。オーナーやマネージャーととシャンパンで乾杯をしつつ、今年もどうかよろしくお願いします・・・。