2016 February

 

   
 
 
昨年からの大混乱が何とかようやく収まり始め、事務所とアトリエの「総棚卸 し」も終盤。本の資料を一斉に整理する。とにかく目を通さなければ捨て る事 もできないので、ひたすら資料を読み込む・・・。

 

 

 
 
昨年の夏にアトリエの改装が終わって以来の片ずけ・・・。昔のサンプルや撮影 のための試作、膨大な量の未使用素材などもきちんと整理が終わりよう やく スッキリしたアトリエ。過去、30年の作品もアーカイブとして一覧出来るよう に整理する。撮影用のライトテーブルや作業台も全て可動式にキャ スターを付 けて取材や撮影もスムーズに。

 

 

 
 
 
主人がデザインした我が家の本棚、膨大な量の本を抱える我が家は両面使用にし てもまだ充分とは言えない。写真集のように頻繁に見たいものや資料と しての 本など、カテゴリー分けも微妙。ようやく私なりにカテゴリーを決めそれぞれに 納めて行く。長い間探していた本や懐かしい写真集などを発見し てなかなか進 まない。自分の世界を広げてくれる本、読書の楽しみは無限で本当に豊かな人生 の贈り物だとしみじみ思う。長かった「整理生活」もつい に終了!

 

 

 
 
父も主人も建築家なので住宅やマンションを拝見する機会が多く、やはり最近の 新築タワーマンションは本当に良くできている。パーキングから共同ス ペース まで正に至れり尽くせり。タワーマンションも最近はさまざまに習熟してきたよ うで、日本人は「共有」という事には抵抗があるせいか、共同ス ペースに妙な 豪勢な施設を作ることは少なくなって来ているよう。

 

 

 
 
 
母校の地域同窓会の新年会に伺う。いつぞや、私が母校の講演会をお頼まれして 困っていた時に助けて頂いて以来、日本にいる時には参加させて頂いて いる。 お偉い方ばかりで緊張しつつも、皆様の気さくなお人柄にすっかりリラックス。 スケールの大きなご活躍のお話を伺うのも楽しく、そしてさまざ まに学ぶ・・・。

 

 

   
 
 
今年は年頭から全ての「総棚卸し」が続き、アトリエもようやくスッキリして来 る。主人のゼミの卒業生U嬢が久しぶりにご来訪。深夜のアトリエで仕 事の話 から人生まで?ワインを飲みつつお喋りの夜は更ける。世代の違う人 とお話するとさまざまに刺激を受ける事も多く、そんな機会を大 切にしたいもの。

 

 

 
 
夕日が沈む頃に軽井沢に着く。雪をたたえた屋根が続く景色にに夕日が映えて何 とも美しい・・・。マイナス11度という気温のせいか空気が澄み切っ ていて さらに美しく映る。別荘までの道は本当に雪が深くまるでスノートレッキング! 雪の森林でオゾンをたっぷり吸って体にも良さそう。

 

 

 
 
 
今年はようやく30年ぶりにスキーを再開、すっかり勘が戻ってとても嬉しい。 雪山の美しさに包まれて大きくシュプールを描く楽しさはスキーならで は。雪 のあとの晴天とあって木々に積もった雪がきらきらと美しい・・・。リフトが林 間を通るとウサギの足跡も見える。

 

 

 
 
 
ロンドンの友人から初夏のような写真が届く。ヴァレンタインデーだと言うのに ハイド・パークは日光浴をする人でいっぱい!と。今年はパリも本当に 暖かい 冬。世界中、地球温暖化の影響なのかもしれない・・・。

 

 

1 2 3
 
 
アートディレクションの仕事の取材で久々に青山のスパイラルビルに行く。 1985年の竣工から30年経ってもまったく色あせることなく美し い・・・。ワコール・アートセンターと言う名称通り、ギャラリーを見渡すカ フェからショップを通ってスパイラルホールへと続くオープンな空間構成 が通 常の美術館や劇場とは違ってとてもユニーク。静かで白い印象の空間が好きな私 は、朝のスパイラルカフェの雰囲気がとても好き。

 

 

 
 
diary index
自由学園明日館はフランク・ロイド・ライトの設計による重要文化財。帝国ホテ ルの設計のために来日していたライトの助手を勤めていた遠藤新が友人 である 自由学園の創立者羽仁夫妻に推薦したそうで「簡素な外形の中に優れた思いを充 たしたい」という夫妻の希いを基調に設計されている。 「COEDOビールと 暖炉を楽しむ夜」という今晩、ライトの建物が東京の夜景をバックに浮かびあが る不思議な光景。ホールも満々席で、重要文化財 の空間を誰もが自由に体感出 来るというのも素晴らしい。
page top

 

 

   
 
 
 
日本に帰国する度に新しいビルが建っていて本当に驚く。ブティックの入れ替わ りが激しいのはサンジェルマンも同じだけれど、あっという間に巨大な ビルが 建ち景観も変わり・・・。地下鉄には新しい出口が!パリから戻ると丸の内はま るでマンハッタンのよう・・・。

 

 

   
 
 
 
 
主人の設計したW邸を見学に伺う。ローマからいらした建築家と都市計画の教授 御夫妻と一緒に素敵なディナーにお招き頂く。階段からライトに至るま で主人 に質問しながら階上へと上がる。賃貸スペースは私好みのコンクリートの床、事 務所として引越ししたくなる私・・・。高い吹き抜けのサロンも 大きさのせい か実に落ち着くコージーな空間。主人の作品の中で旧知の方々と頂くディナーは 何とも嬉しい。建築談義よりサッカーの話?

 

 

 
 
子供の頃から慣れ親しんでる銀座の画材屋さん、スケッチブックは今もこのお店 のものを使っている。隠れ家のような素敵なカフェもあって、今晩は音 楽を聞 きながらワインを頂く。銀座の真ん中とは思えない夢のような空中庭園。

home