2018 July

 

   
 
 
7月に入ってからは延々と検品、梱包、送り出し・・・とアトリエから出ること のない日々が続く。外は梅雨明けで猛暑と聞くけれど・・・。膨大な梱 包材を 裁断して流作業でスムーズに送り出せるようにセッティングする。各段階が美し く整っていることも作品が店頭に並ぶまでの大切なプロセス。

 

 

 
 
 
ようやく納品業務も一段落、涼しい夜の軽井沢に到着。駅に新しく出来たカフェ では夏らしくJAZZのコンサート、ワイン片手に音楽を楽しむパリの ような素敵 な光景。

 

 

   
 
 
梅雨明けの日本に帰国以来、延々とお天気が続く・・・と言うよりパリからずっ と晴れている私のカレンダー。久しぶりにグルーミーなお天気の軽井 沢、湿っ た森の匂いと静かな虫の声にすっかり癒される。 目を射るような灼熱の太陽の日々が続き疲れた目も深い森の緑に癒される。

 

 

 
 
叙勲のお祝いのオーダーを頂く事が多くなり特注の桐箱を製作する。別注で海外 で作った中の台紙に合わせて採寸、まずはサンプルを検討。もう25年 以上の お付き合いの職人さん、全幅の信頼でお任せする。

 

 

   
 
 
納品が終ったら今度は決算と息つく暇もない7月。事務所中に書類が溢れ何だか 現代アートのよう・・・さながらタイトルは「記憶の蓄積」?

 

 

   
 
 
灼熱の太陽と真夏日が続く今年の7月、決算を前に延々と事務所に篭るのもそう 悪くないのかも知れない。夜風の涼しさにほっとしつつテラスで軽くス プマン テを頂く。

 

 

 
 
 
日中はもはや事務所に蟄居が正解・・・真夏日が続く。フランクフルトから戻っ たばかりの友人と久しぶりにご一緒する。日本の夏らしくビルの「屋上 テラ ス」、ビールを頂きつつフレンチフライやタコス、自由にテイクアウトできるの も楽しい。夜風も爽やかで遠くに見えるビル郡も美しい、昼間の喧 騒がウソの よう。

 

 

 
 
 
神楽坂は生まれ育った大好きな街、幼馴染みと久しぶりのディナーへ。懐かしい 街並みを歩きつつまずはアペリティフ、スペイン・バールやミラノのよ うな生 ハム専門店もあってすっかりおしゃれな街になっていることに驚く。子供の頃、 浴衣を着て縁日に来た毘沙門天は今も健在。夏の思い出が蘇 る・・・。

 

 

 
 
建築家の友人、A氏のご自宅を訪問。生い茂る木々に見え隠れする冷んやりした コンクリートの質感、内でもない外でもない微妙な空間の組み合わせ、 そこコ コに散りばめられている小さな宝物たち・・・。映画の舞台にもなったこのお 宅、時が経つのを忘れてしまいそうな不思議で素敵な空間、そして空気感。

 

 

 
 
 
A邸で過ごした夢のような時間が忘れられないままに決算も大ズメ、再び事務所 に篭る。延々に続く記入作業、「ゼロから作る」は得意なのだけれ ど・・・。

 

 

 
 
ついに東京は真夏日から猛暑日に突入、一段と暑い。テニスのお仲間とテラスの お席でイタリアンを頂く間も汗が・・・。冷えた軽い白ワインが本当に 美味し い!ポーチのお花も街路樹のライトアップも美しくて何だかイタリアに居るよ う。それにしても暑い・・・。

 

 

 
 
いよいよサッカーのワールドカップも決勝戦へ。20年前に開催国として優勝し たフランスと初優勝をかけて闘うクロアチアの対戦。日本時間では真夜 中にも 拘らず皆見ているよう・・・。4対2でフランスが久しぶりの優勝!パリの友人 から感動的な写真が届く。20年前、まだ若かった私達はシャン ゼリゼに繰り 出した懐かしい思い出に乾杯!長かった真夜中の観戦も終る。

 

 

 
 
 
東京は猛暑日が続きさすがに参って軽井沢へ。避暑のはずがナント軽井沢も暑 い!山を抜ける風が清々しい、と言うのがいつものこの季節。陽炎でも見 えそ うな灼熱、目を射るような強い太陽の光で森林も焦げそう・・・。

 

 

 
 
記録的猛暑が続く東京、35度以上の「猛暑日」も12日目・・・。打ち合わせ もお茶もディナーも全て「駅直結のビルの中」、冷房の効いた寒いくら いのロ ビーが憩いの場。

 

 

 
 
あまりの暑さに「全てビルの中」で何とかしのいで来た今週、さすがに自然が恋 しい。建築家の友人の別荘、八ヶ岳に伺う。可愛らしいお嬢様とおまま ごとを したり探検ゴッコ、松ぼっくりや枯れ木を拾ってインスタレーション、一緒に なって遊ぶ。ピュアな子供の感性に触れてすっかりリフレッシュ。

 

 

 
 
八ヶ岳初心者の私達。八ヶ岳高原ロッジ、吉村順三氏設計の音楽堂、目白の徳川 邸を移築した八ヶ岳高原ヒュッテをご案内頂く。標高も1700mと高 いので 1000mの軽井沢よりずっと涼しい。静かで落ち着いた趣のあるホテルや音楽 堂、本当に「高原の避暑地」という雰囲気でとても休まる。

 

 

 
 
diary index 猛暑と台風が交互にやって来た7月、目を射るような陽射しが続き、雲っている だけで少し気持ちが休まる。東京都美術館に「藤田嗣治展」のオープン グに伺 う。グルーミーな空と煉瓦造りの美術館、銀色の野外彫刻が美しい。井上武吉氏 作の「my sky hole 85-2 光と影」、堀内和正氏作のの「三本の直方体B」、対 称的な作品が左右に配されているのも面白い。 page top

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