2019June

 

 
 
 
6月に入ったばかりだというのに真夏のような軽井沢、テラスで朝のコーヒーも 既に厳しい・・・。目を射るような太陽も既に真夏のよう。

 

 

   
 
 
軽井沢駅に着くとカフェの白い壁に朝陽の照り返しが眩しく、何だか南仏にでも 居るような気分。新幹線の冷房が恋しい・・・。

 

 

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東京に戻るとますますの暑さ、既に真夏日というので驚く。今日はリセ、東京国 際フランス学園の文化祭にお招きを受け伺う。

 

 

 
 
 
開校したばかりの頃一度訪れた事があるこのリセ、数年の間に生徒数が1000 人を越えるフランス系インターナショナルスクールに。門をくぐると石 庭や 記念碑も建ち日仏国際学園の雰囲気。

 

 

 
 
一歩構内に入るとそこは正にフランス!とてもここが東京とは思えないパリのリ セそのもののような光景が広がっている。グラウンドには日仏の生徒は もち ん、フランス語圏ということでアフリカからの学生も多いとか。可愛らしい売り 子さんからフランスらしい手作りのルバーブのタルトを買ったり、 お人形さん のようなおチビさんのコンサートを聴いたり。大使御夫妻もおいでになり東京中 のフランス人が集まっているかのよう。

 

 

 
 
 
リセのお祭りがあまりにも暑かったのでインドアのテニスは少々心配だったけれ ど、やはりまだ6月。夜のインドアコートは適温で快適、久しぶりに何 本か自 分なりのベストショットも。皆さんに支えられようやくここまで昔の勘が戻りつ つある事に感謝・・・。

 

 

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最近友人達と一緒にメンバーになったスポーツクラブへ。プールで泳いでから ジャグジーやミストサウナ、温かい大理石に寝そべってお喋りするのも楽 しく 岩盤浴の気持ち良さを堪能する。すっかり元気をチャージして明日からまた頑張 れそう。

 

 

   
 
 
オフィスタワーに全てがコンプレックスになっているのも東京ならでは、スポー ツクラブの後すぐに打ち合せに直行できるのも嬉しい。NYならきっと 更に全 てが網羅されているのでは?・・・と思いつつ、パリではこんなクラブは夢のま た夢。

 

 

 
 
引き続きクライアントディナーも同じタワーで・・・、東京に居ると同じ時間が パリの数倍にも感じられる。オフィスタワーの中庭もポケットパークの ようで 心地よくWiFiも繋がりまた仕事をしてしまう。

 

 

   
 
 
毎年恒例のアトリエセール、撮影で使ったモノなど溢れるモノ達が次々に皆さん の手に・・・。喜んで頂ければ何より、リサイクルはモード業界の大き なテー マと思いつつマテリアル主義から逃れられないのもデザイナーの宿命?

 

 

   
 
 
主人のゼミの卒業生と久しぶりにご一緒する。ロンシャンに一緒に行ったのはも うずいぶん前だけれど、早朝のリヨン駅からフランスとスイスの国境の 町ベル フォールまでの汽車の旅、快晴の空をバックに遠く聳えるように見えてくるコル ビジェの教会・・・。素晴らしい思い出を共有できる唯一の女子 の私達、卒業 しても続くお付き合いに感謝しつつ年が違っても女同士のお喋りは尽きない。

 

 

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再び真夏日の今日、スリランカ料理のレストランにランチに行く。灼熱の太陽を 受けて陽炎でも立ち昇りそうな照り返しの中、ここが四谷とは思えない 洋館の エントランスをくぐると何ともスパイシーな香り。冷んやりした空気感もアジア の避暑地を思わせる。

 

 

 
 
この洋館の階上は各階がギャラリーになっているアートクラブ、アパルトマンの ような各部屋にさまざまなアーティストの作品が展示されている。しか し受付 もなく人も居ない・・・、不思議な洋館。

 

 

 
 
久しぶりにオペラシティタワーのICCに展覧会を見に行く。真夏日とあって太 陽が高く、天窓から立体トラスの影が真っ白な壁にくっきりと映り自然 のメ ディア・アートのよう。無機質で涼しいスペースに目も気持ちもクールダウン。 NTTの文化施設なのでオフィシャル・スポンサーであるオリン ピックのマー クがあちこちに。

 

 

   
 
 
テニスも復活して数年目、ガットを張り替えたりグリップを調整したり・・・。 若い頃は何本ものラケットを使い分けていたことを思い出す。

 

 

 
 
梅雨も近いとはいえ、とんでもない大雨の中湯島にある旧岩崎邸に隣接される国 立建築資料館に安藤忠雄展のオープンニングに伺う。一昨年の新国立美 術館の オープニングを彷彿とさせる大変な人、この大雨でもこれだけの人が集まるのは 安藤氏ならでは。

 

 

   
 
 
大雨の中打ち合せで大手町に移動する。待ち合わせのオフィスタワーのロビーは ドームに叩きつける雨の音がこだまして、そのドラマティックな音に向 かって 長いエスカレーターを上る。何だかテーマパークのアトラクションのよう・・・。

 

 

 
 
 
 
 
 
 
来る日も来る日もアトリエで写真を整理する日が続く・・・。膨大なアルバムか らひとまず目次に従って分類、そして本の文章を追って写真を揃えて行 く。懐 かしい思い出に浸っている場合ではないのだけれど、ついつい見入ってしまいな かなか進まない。

 

 

 
 
日本橋高島屋本店に佐野ぬい氏の展覧会を見に行く。母の大親友であり私が生ま れたときからのお付き合い、久しぶりにお会いするのも嬉しく母の思い 出話し は尽きない。

 

 

 
 
再び大雨の中、国立西洋美術館に松方コレクションのオープニングに伺う。美術 史、建築、アート関係者が一堂に集まったかのような大変な人・・・。 開会式 の後、内覧会までも長蛇の列。素晴らしい展覧会への期待も膨らむ・・・。

 

 

 
 
 
スポーツクラブで泳いだ後、ミストサウナと温泉でたっぷり保湿、すっかりリ ラックスしてお肌にも良さそう。直後に打ち合せというスケジュールはな かな かツライ・・・。

 

 

   
 
 
仕事の合間を縫って今晩もアトリエセール。モードやファッションはミニマルや エコとは逆行しているのでは?と思いつつ、溢れるモノがあるから撮影 も出来 るわけで・・・。デザイナーはきっと皆そう思っているはず。

 

 

 
 
靴の宝石、と呼びたいほど美しいマノロ・ブラニクの新しいブティックにご案内 頂く。その昔、サイズの小さなマノロは香港のペニンシュラホテルで、 と同世 代の編集部の方と盛り上がる。真珠の仕事が始まった頃は毎月香港に行っていた ので私好みのマノロをキープして下さっていたり・・・。2階の メンズも素晴 らしく、ディスプレイも美しい。

 

 

 
 
降り続いた雨がようやく上がった午後、久しぶりに軽井沢へ。雲の動きが早く あっという間に真っ青な空に照りつける太陽、再びたなびく雲に墨絵のよ うな 山々、スペインのクエンカを思い出すような岩山と変わり行く景色を楽しみつつ 軽井沢に到着。

 

 

   
 
 
久しぶりの軽井沢はもうすっかり初夏、ギャラリーの窓に映る緑に頂いたブーケ が美しい。バラの香りがギャラリーに広がり気持ちの良い朝。

 

 

 
 
本当に夏のような日差しの今日、ランチの後脇田美術館に立ち寄りお庭でコー ヒーを頂く。吉村順三氏の設計によるこの美術館、脇田和氏のアトリエも 素晴 らしい。帰りがけに友人のブティックでひとしきり近況をお喋り、何とも軽井沢 らしい一日。

 

 

   
 
 
頂いたブーケもそろそろ間引く頃、美しい紫のアザミはこのままドライフラワー になるようにアレンジ。まだ咲きそうなお花はオアシスからお水に差し 替える とあっという間にしっかり開く。

 

 

   
 
 
真夏のような朝、燃えるような緑のテラスで朝のコーヒー。白いコーヒーマグが 眩しく既に真昼のような暑さ・・・、東京に帰るのが少し憂鬱。

 

 

 

 
 
  真夏のような軽井沢から帰京すると梅雨を思わせる曇天、小雨の降りしきる中夜 明け前の高速を走り羽田空港へ向かう。明けてくる空のほのかなブルー に東京 タワーのライトアップが美しい。橋を渡るともうすぐ空港、オリンピックに向け て急ピッチで進む工事現場のようなアプローチ。  

 

 

 
 
  まだ5時前とあって静まり返っている国際線ターミナル、インターネットチェッ クインが普及して既にボーディングパスを持っている人が多いのか本当 に誰も 居ない。江戸小路やTOKYO POP TOWNなどテーマパークのようなエ リアもまだまだ静か、チェックインを終え美しいロビーを眺めつ つ至福のコー ヒータイム。  

 

 

   
 
 
  アジアの空港はヨーロッパやアメリカとの時差もあり24時間空港がもはや普通 だけれど・・・。搭乗時間が迫っても遥かに続く長いゲートロビーには 本当に 人っ子ひとり居ない、しかし機内は満席という不思議!  

 

 

 
 
  久しぶりに香港のトランジット、アジアのハブ空港らしく以前にも増して巨大化 している。世界中から到着するカーゴ便の貨物を載せたカートが忙しな く行き 来する中、ヨーロッパでは見ないキャリアの機体が並ぶ。カーゴ便と旅客機が混 在する香港らしい光景。  

 

 

 
 
  イギリス人建築家、サー・ノーマン・フォスター氏の設計による香港国際空港、 現地ではチェクラップコク空港と呼ばれるこの空港。1998年の開港 以来、 ドバイ国際空港、ロンドン・ヒースロー空港に次ぐ世界弟3位の乗降者数という だけあってどこもかしこも人、人、人・・・。  

 

 

 
 
  空港だというの北京ダックや麺のお店が並び、店先に吊られた鴨からは美味しそ うな匂いが・・・。足裏マッサージのサロンまでありトランジットだけ でも香 港気分が満喫できる。ボーディングが始まるまでしばしのお楽しみ。  

 

 

 
 
  その昔、香港の空港と言えば街中の九龍上空を大きく傾いた機体がビル郡すれす れに旋回し急降下で滑走路に突入する「香港アプローチ」が有名だっ た。今は 無き啓徳空港を懐かしく思いつつ、イギリス統治下における最後のプロジェクト であり、香港返還までの5年と言う短い期間に200億ドルを 費やした史上最 大の空港プロジェクトあったこの空港の歴史に思いを馳せる。切り立った山と穏 かな海を渡る貨物船、何とも不思議な光景・・・。  

 

 

 
 
  19時でもサマータイムでまだまだ明るく真夏のようなパリ、キャセイ・パシ フィック航空はシャルル・ド・ゴール空港のターミナル2Aに到着。アフ リ カ、アジアが主なディスティネーションのこのターミナル、到着したばかりのア フリカ人御一行をパリに住む同胞が熱い抱擁でお出迎え、嬉しくて踊 り出す子 供達の間を縫ってようやく通関。それにしても皆さんタイヘンな大荷物・・・。  

 

 

 
 
  ほぼ同時刻にKLMオランダ航空で到着する主人と待ち合わせ。TGVの美しい ターミナルを眺めつつ冷房の効いたシェラトンのロビーを目指す。長い パリ生 活、そしてシャルル・ド・ゴール通いの続く私は「どこに冷房が入っている か?」を熟知している。温室のようなこの空港ロビーは時として熱中 症で救急 搬送される人が続出するこの季節、パリはとにかく暑い・・・。  

 

 

   
 
 
  空港から市内に向かう車が立体交差の道路に差しかかると見えてくる華奢な橋 脚、今にも折れそうな細い橋脚の影が長く伸び美しい陰影を作る。毎回こ こを 抜ける度に、地震がないからこそ・・・と思うお馴染みの光景。パリはもうすぐ そこ。  

 

 

   
 
 
  陽が長くパリが最も美しいこの季節。7月のヴァカンスを前に道路工事も始まり 迂回、迂回でなかなか市内に入れない。久しぶりに凱旋門から続くシャ ンゼリ ゼ通りを抜けて・・・、ようやくパリ帰って来た実感。  

 

 

 
 
 
  渋滞にはまっているうちに陽が暮れてくる。アレクサンドル3世橋を左岸へ渡る 頃には太陽が傾き、眩しく照らされた黄金の像が暮れて行く空の青さに 映え て・・・、パリは本当に美しい。  

 

 

   
 
 
  ようやく我が家に着くとひとまず窓を開けてカフェで一休み。オーナーに留守の 間の出来事を聞いたり郵便物を受け取ったり、久しぶりのパリはあまり にも美 しく・・・。  

 

 

   
 
 
  22時を過ぎるとようやく陽が暮れ街灯が灯り始める。長い一日が終わりサンジェルマンの夜も更けていく。あまりにも美しく いつまでも眺めていたい・・・。  

 

 

   
 
 
 
この時期のパリは一年で最も陽が長く美しい季節、子供達の学校も終わり街は少 しずつヴァカンスの雰囲気に。長いフライトの疲れもありひとまず定番 のヴェ トナミアンレストランへ。チャイナタウンのある13区はシラク前大統領が区長 だった時代に街路樹の整備がなされ、ホーチミンシティのような のどかなラン チタイム。
 

 

 

   
 
 
  友人の建築家の事務所へ立ち寄り久しぶりに近況をお喋り。この辺りはジュエ リー関係の職人さんのアトリエが多く私にとっては懐かしいエリア。パリ らし い建物の中庭にあるメッキ工房、アシスタント時代に自転車を止めていた懐かし い路地・・・。  

 

 

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  私にとって最も古いフランス人の友人である建築家のM氏。まだ21歳だった私 が遊びに来ていた頃は廃墟のようだったこの建物も今ではすっかりお しゃれな アトリエ風のエントランス、タイムスリップしたような不思議な気分・・・。  

 

 

 
 
 
  ポンピドーセンターのエスカレーターは暑くなると止まる・・・。そして透明な チューブの中はとんでもない暑さ!現在に至るまで車椅子のアクセスが スムー ズでなかった事が信じられないけれど、ようやくの大工事。目の前の広場の石畳 はもう一つの課題とか。  

 

 

   
 
 
 

最上階からはパリの街が一望できる。パノラミックに広がるパリの景色はやはり美しく…。

 

 

 

   
 
 
  毎年6月21日は「Fete de la Musique」という音楽の日。1982年、当時の ジャック・ラング文化相指揮の下に始まった国家プロジェクトで既に30余 年もの歳月を積み重ねて 来た世界でも草分け的な市民音楽祭。夏至の日でもあ り夜が最も長いこの日、国をあげて夏の訪れを楽しもうというフランス人らしい 粋な催し。 今年はシャンゼリゼ劇場のコンサートに行く。  

 

 

 
 
 
  コンサートが終わり22時を過ぎてもまだほの明るく街は大渋滞・・・。プロ・ アマ問わず音楽を奏でる今晩、街中いたるところでコンサートは続く。 エッ フェル塔のイルミネーションが始まり遠くにモスクが見える。  

 

 

 
 
  前回の車検からあっという間に2年が経ち今年は再び車検の年。フランスでは新車で 購入後4年目に1回、その後は2年に1回の車検が義務付けられてい る。環状 線の高架下にある仮設とも思われるこのプレハブのような建物が車検工場、初め て来た時には本当に驚いた。私は車を運転するようには見えな かったのか? 工場からムッシューが出て来て「どこか探しているの?」と・・・。  

 

 

   
 
 
  車検を終えてそのまま環状線に乗り13区を通ると懐かしいグラン・テクランが 見えてくる。この建物は都庁を設計した丹下健三氏の作品であり、私が 丹下事 務所でアルバイトをしていた時に模型を作った懐かしい建物。メタル製のオブ ジェの表現が細かく、手の小さな私がマックタックやアクリサン デーを駆使して 徹夜で作り上げたことを思い出す。  

 

 

 
 
  ボルドー出身の建築家ユニット、ラカトン&ヴァッサルのデザインによる改修を 終え、現代アートの巨大美術館としてすっかり生まれ変わったパレ・ ド・トウ キョウ。世界中のアート雑誌が壁面いっぱいにディスプレイされているミュージ アムショップ、ビーチのようにデッキチェアに寝そべって雑誌 を読んだりゆっ たり寛げるスペースがあるのもパリのミュージアムらしい。  

 

 

 
 
 
  6月最終の土曜日、そして昨晩のFete de la Musicの名残もあり街中がお祭りの ような今晩。シャイヨー宮を望むパレ・ド・トウキョウの中庭、エッフェル塔の イルミネーションの色が変わる度に歓声 があがり音楽に合わせて踊る人々を照 らす。とても24時過ぎとは思えない・・・。  

 

 

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  この週末を機に少しずつヴァカンスの雰囲気になるパリの街。日曜日の朝、リュ クサンブール公園近くのカフェのテラスはすっかりヴァカンスモード。 燦々と 降りそそぐ太陽をいっぱいに浴びながら新聞を読む人やクロワッサンをほおばる 人で溢れている。ブリュッセルからいらしたR教授御夫妻と久し ぶりの再会、 カフェ・クレームを頂きながらひとしきりお喋り。和やかで素敵な朝のカフェ。  

 

 

   
 
 
  サンジェルマンの我が家もヴァカンスの間に幾つかの改修をお願いするので、採 寸したりスケッチを画いたり。あっという間に夕方になり再び皆さんと 合流、 今日はパッサージュをご案内するお約束。私が10年ほど住んでいた右岸のアト リエ近く、パッサージュが連なる9区へ。まずはお馴染みのビス トロで早めの ディナー、パリらしい映画のような雰囲気は変わらず懐かしい思い出がフラッ シュバックする。  

 

 

 
 
 
  懐かしいビストロの後、昔住んで居たアトリエに行ってみる。偶然扉が開いて入 ると中庭で管理人のマリアに遭遇、お互いすぐにわかり「MOMI!」 と例に よって熱い抱擁。ご主人も変わらず20年ぶりの再会に感激!この文化財的な価値のある螺旋階段の最上階が私のアトリエだった。  

 

 

 
 
 
  パリの街中には18世紀から19世紀につくられたパッサージュが今も残り、そ れぞれに個性的でパリらしい風情に溢れている。昔の我が家からメトロ の駅ま で、毎日通っていたこのパッサージュ。打ち合せをしたり取材を受けた懐かしい カフェや友人達が浴泊まっていたホテル・ショパンは今も健在。  

 

 

 
 
  パリも地球温暖化の影響か、涼しい夏はもう過去のこと。暑くなるとクーラーが ないので本当にタイヘン、逃げ場のない暑さになる。陽射しがたっぷり 差し込 む我が家の天窓もこの季節は恨めしく遮光カーテンを架けることに。日本ではも はや懐かしい扇風機もパリの夏には必需品・・・。  

 

 

   
 
 
  毎年の事ながら6月のパリは暑く、年々暑さが増しているような気がする。東京 から来たスタッフにサンジェルマンをご案内する今日、まずはカフェで クール ダウン。カフェもあまりの暑さに誰もいない・・・。  

 

 

 
 
 
  我が家の通りを境に7区側はアンティークのブティックが並ぶ。日本で想像する アンティークとはその規模も様子も全く違うこの辺りのブティック、 ヴィン テージのパーツからオーダーで作るシャンデリアのブティックはまるでミュージ アムのよう。私も撮影や取材ですいぶんお世話になったJ氏と久 しぶりの再会 も嬉しい。  

 

 

   
 
 
  奥のサロンは現場のようなシュミレーションを行うお部屋。シャンデリアは実際 かなりの重量があるため天井から吊るシステムもインテリアデザイナー とシュ ミレーションできるようにステンレスのワイヤーの見本や足場の組み方のモデル が展示されている。ミュージアムのようなサロンと現場の組み合 わせもまたパ リらしい。  

 

 

 
 
  私がパリに着たばかりの頃、唯一知っていた画材屋さんがこのセヌリエ。蚤の市 で自分の作品をディスプレイするためにココで買ったイーゼルを金色に 塗 り・・・、後になって由緒正しい老舗の高級ブティックと知り驚いた。今ではサ ンジェルマンのお仲間として同じ写真集にご一緒する仲のマダム・セ ヌリエ、 スタッフのT嬢にもご紹介。  

 

 

 
 
  結婚した頃に住んでいた7区のアパルトマン、ギャラリーとアンティークのブ ティックが並ぶシックな通りで毎日飽きる事なくウィンドウを見て歩い た。我 が家の階下のこの真っ白なギャラリーに3階から水が漏る・・・というパリらし い大事件もあった。ミニマルなテーブルウェアと白と黒しかない バッグのシ リーズ、 7区そのもののようなシンプル・シックなお気に入りのブティック。  

 

 

 
 
 
  フランス人の貴族の間では今も狩猟は秋から冬のイベントであり社交の場でもあ る。友人のお嬢様が初めて射止めた雉を剥製に・・・と聞いたときには 驚いた けれど初めてこのブティックにご一緒した時には更に驚いた。パリコレの舞台や アパルトマンのインテリアに剥製を使うことが多いフランス人、 長く続く伝統 に基ずいた感性なのだと大いに納得したのだった。私のジュエリーの展示用 BOXはこのブティックでオーダーしているのでついでに追加 分の打ち合せ、 スタッフのT嬢は驚きのあまり無口になっている。  

 

 

 
 
  パリの建物は4〜5年に1回、ハバルモンと言われる外壁の大掃除が回ってく る。その年は管理費が膨大に膨れあがり建物のオーナー組合では毎回議題 の トップに来るほど。建物が角地である私達の建物はその管理費も倍、つまりお掃 除は2面あるので・・・。その上タダでさえパーキングロットが激減 している サンジェルマンで貴重な一時停止可のロットは資材置き場に。パリの街並みがい つまでも美しいのは住民の苦労の賜物と思う。  

 

 

   
 
 
 
  今日は本の写真撮影のために昔働いていたヴィクトワール広場周辺をロケハン。 アニエスベーのブティックは私がパリに来て最初に一人でお買い物をし た思い 出のブティック。パリに憧れていた頃、雑誌で切り抜いた記事にあった「RUE  DE JOUR−ジュール通り」、その場所に自分が居る事が 信じられず胸 が熱くなった遠い記憶が蘇る。  

 

 

 
 
 
 
  続いて訪ねたブティックはまだ学生だった私がアクセサリーの素材を買っていた 手芸専門店、といってもそのマニアックさは素晴らしくディスプレイの 美しさ はため息が出るほど。リボンや毛糸、ボタンや羽、コサージュの材料である色と りどりの造花など・・・。当時の私にとっては正に「夢のような ブティック」 であった。見本を見て店員さんに言うとあめ色になった引き出しから出してくれ るそのやり取りも楽しく、大好きな祖母に小さなボタンを 買ったことを思い出す。  

 

 

   
 
 
快晴の空にルイ14世の騎馬像が美しいヴィクトワール広場。この近くのアトリ エで働いていたので懐かしい思い出が蘇る、私の原点とも言える場所。 奇跡的 に広場のパーキングロットが空いている!・・・と思ったら日向。40度近いこ の暑さでは日陰を探すのも当然。

 

 

 
 
パリで最も美しいといわれるギャルリー・ヴィヴィエンヌ。私が働き始めた頃は 改修が終わったばかりで次々と新しいカフェやブティックがこのギャル リーの 中にオープンし華やかなオープニングが続いた。近くにはKENZOやジャン ポール・ゴルチェのブティックもありデザイナーご本人と遭遇する こともしば しば、今も打ち合せで来る度に思い出す。

 

 

 
 
ギャルリーの中ほどにある美しい古本屋さん、高校生の頃スクラップし記事に KENZOさんがこのブティックの前で撮影した写真があった。その場所 がコ コだと知った時は感激して記念にポストカードを買った可愛らしい思い出、今の オーナーのお父様の代からのお付き合い。久しぶりに近況などひと しきりお喋 り、美しい書庫も見せて頂く。

 

 

   
 
 
私が働いていたブティックも今は不動産やさんに。2階のアトリエの窓からは ヴィクトワール広場が見え、パリコレ直前はどのアトリエも夜中までフル稼働、近くのカフェはバックステージのようだった。この時ブティックのお隣 にフランス赤十字の事務所があったことが私がチャリティーに関心 を持ち始め たきっかけ、デザイナー達が気軽に出入りする様子も新鮮だった。今日は寄付に 伺い最近の活動の様子を拝見する。

 

 

 
 
暑さは日に日に増し打ち合せも「冷房が入っているところ」、が条件。2003 年に猛暑で1万人の死者を出すという異例の事態以来だいぶ増えてきた とはい えサンジェルマン・・・、唯一とも言える「冷房空間」にほっとする。

 

 

 
 
 
あまりの暑さに冷房のないカフェはガラガラ、スーパーマーケット MONOPRIXのイーインカフェが大人気!2003年以来、この MONOPRIXでは冷凍食品売り場に簡易椅子が並べられ近所のお年寄りが涼 めるように、という日本では考えられない計らいもありそれほどパリは 冷房が 普及していない。最近は電源もあり ゴキゲンなワーキングスペース?

 

 

   
 
 
22時になっても気温は40度近く、サンジェルマン・デ・プレ教会も暑そ う・・・。風もなく本当に暑い・・・。

 

 

 
 
車を日向に止めるのは本当に危険、昨日のヴィクトワール広場で懲り今日は久し ぶりにメトロに乗る。撮影用の布地を買うためサクレクール寺院の麓に 広がる 生地問屋街へ。真夏の太陽に真っ白なサクレクール寺院が眩しい、まだ気温は 35度・・・。

 

 

 
 
パリの生地問屋と言えばサクレクール、寺院の麓には倉庫のような鉄のアーチの ホールに所狭しとさまざまな布が。世界中から布の買い付けに来るバイ ヤーや 有名デザイナー、手芸好きのおばあちゃままで客層もいろいろ。とにかく日本の 「生地問屋」とはそのイメージも規模も全く違う。

 

 

 
 
 
広大な売り場に果てしなく広がる布、布、布・・・。手芸マダムにデザイナー、 舞台芸術関係者、学生と皆さんメモを片手に布を触っては考え。店員さ んがま たマニアックでそのアドヴァイスも素晴らしい。フランス人はカーテンや椅子な どファブリックに拘りのある人が多く素人とは思えない質問をし ているマダム も。私も希望の布地を見つけその種類の多さにも驚く。

 

 

     
 
 
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