2022January

 

   
 
 
今年の干支、壬寅(みずのえのとら)は成長」や「始り」を意味する縁起の良い年と言う。コロナの終息を願いつつ厳かに新年を迎える。

 

 
 
大晦日の吹雪も去り、素晴らしいお天気に恵まれた元旦。降り積もった雪が朝陽に光り眩しい朝、お正月飾りの横にはチューンナップを終えスタンバイしているスキー、今年も穏やかに楽しく過ごしたい。

 

 
 
真っ白い雪が眩しく光る澄んだ空気の中、初詣に行く。昨年はコロナ禍で参拝を控えていた人々も今年はお参りに。新年に「年神様」をお迎えし、おもてなしをしてお見送りをする一連の行事がお正月。年神様がいらっしゃる松の内、関東では1月7日までが初詣と言うそう。

 

 
 
清々しい初詣の帰り道、参道の木々のお正月飾り風にひらひらと舞う。今年は元旦からお客様、コロナ禍になって大人数での来訪がなくなりゆっくり話せる機会が増えた事は嬉しい。久しぶりにエスプレッソセットを出しお客様の準備、昨年はこんな事も殆どなかった。

 

   
 
 
猛吹雪のドラマティックな大晦日、快晴で穏やかな元旦。お客様も楽しく素敵なお正月を過ごし東京へ。1日と言うのに新幹線はほぼ満席、美しい夕暮れを眺めつつ2022年が始まった実感。

 

 
 
ようやく東京に戻りお正月の飾りつけ、昨年母の作品を整理したので今年は例年と違うレイアウト。祖母の帯をテーブルランナーに、幾つものお正月モチーフの羽子板を並べる。主人の実家から届くお節をお重に盛り分け、我が家のお正月も一段落。

 

 
 
 
最近の年賀状は殆どメールに添付、目上の方々には手書き。久しぶりのご挨拶も嬉しく年賀状と言う習慣はなかなか良いモノ。今年は2パターンの賀状を用意、お顔を想いながらメッセージを書く楽しい時間。

 

 
 
穏やかな三が日を終えいよいよ仕事初め。新年のご挨拶は今年もオンラインが多く「便利なモノは残る」、を実感する。早速初滑りに再び軽井沢へ。昨年は大晦日に感染者が1000人を越え閑散としていたスキー場も今年は往年のスキーブームの再来かと思う混雑ぶり。極寒で強風とはいえ、真っ青な空と白く光るゲレンデに子供たちの楽しそうな声が響く。

 

   
 
 
雪不足とは程遠い今シーズン、初滑りも快調。母の残した丸いお重でお節料理の締めくくり。母の作品と丸いお重は我が家のお正月のシンボル、温かい思い出が蘇る。外はマイナス9度・・・。

 

 
 
昨日の強風もようやく収まって穏やかな快晴。キラキラ光る雪と森の匂い、そびえる森林から差し込む朝陽が眩しい朝。ゲレンデのコンディションも素晴らしく、浅間を眺めつつ快調に滑る。

 

   
 
 
山の天気は変わりやすく昨日の快晴がウソのような吹雪の朝。これから大寒波が来るというニュースをリアルに見るようなスキー場の遠景、新幹線が止まらない内に早目に帰京。

 

 
 
東京に着くと既に雪、あっという間に降り積もり4年ぶりの大雪警報が出る。道路も木々も雪化粧、夜そっと外に出てみると人のいない真っ白な道、降りしきる雪に街灯が当たり何ともシュール。

 

 
 
大雪の翌日、快晴の朝を迎える。東京とは思えない雪の大平原、ランニングは出来ないけれど美しい雪景色を眺めにいつもの公園へ。子供たちが作った雪だるまや嬉しそうに駆け回る犬たち、清々しい朝のコーヒータイム。

 

 
 
 
我が家の車はスキー用にスタッドレスタイヤを装着しているけれど、普通タイヤで走行するには無理がある凍結した路面。案の定、街のあちこちで事故が多発。店舗にタクシーが突っ込むという劇的な現場に遭遇。この体制から持ち直す、さすがのおまわりさんが頼もしい。

 

 
 
 
今年は本当に寒い冬、スキーグッズももうワンランク上の防寒が必要。最新のテクノロジーに支えられた繊維開発は日本ならでは、説明を聞くとそのメカニズムに驚く。早速購入した手袋はそのままスマホも使える優れモノ。

 

 
 
80年代のVOGUEやELLE、仕事の資料を探しに神保町の古本屋さんへ。モード関係者が足しげく通う某書店、フランスでは絶対に見つからないレアなヴィンテージマガジンや写真集、店員さんの豊富な知識にも感激。パリを目指していた若かりし頃が蘇る。

 

   
 
 
コロナ禍で迎える2回目の新年、母の作品の華やかな明るさに救われる想い。我が家のお食事会もバイキング形式でテーブルの4隅に離れて座るセッティング。久しぶりにお喋りしながらゆったり過ごす夜、ようやく今年も始まった実感。

 

 
 
母校の寄付活動の一つ、手縫いの布巾を作るボランティアに毎年参加しているけれど、この2年は集まって作業することが出来ない。各自が縫って送る事になり仕事の合間にチクチク、無心に針を動かすのも楽しい。

 

 
 
コロナ禍になり海外に住む友人達との行き来が無くなって2年、6泊のホテル隔離を経てようやくロンドンから帰国した友人と感動の再会。この感激はホテル隔離を経験した人にしかわからない。コレクションのリモージュボックスやリモート会議グッズを見せて頂いたり、久しぶりのお喋りは尽きない。

 

 
 
お客様が続くと食器やカトラリー、テーブルクロスなどを整理したり、セッティングを替えたり・・・。ワードローブの整理と同じくキッチンのモノを総チェックするとても良いチャンス。パリでご一緒した学生さん達と思い出話は尽きない。

 

 
 
今年は心機一転ショートへアしたいとタイリストさんにご相談。ひとまず20㎝程カット、これだけでもずいぶん気分が軽くなる。帰り道、子供のころから通っているアメリカのデッドストックのお店や、ヴィンテージのフランス雑誌を扱うブックストアを覗き素敵な気分転換。

 

 
 
 
毎月のことながら伝票や領収書の山に目を通す。「決算の時に慌てないように、毎月きっちり」と税理士の先生お言葉が胸に響く。事務所に重なっていた膨大な紙片類もようやく片付き、まとめて投函する時の爽快感は格別。

 

   
 
 
快晴の早朝、まだ空いた青山で次々に建つ新しい建物を眺めつつワタリウム美術館に展覧会を見に行く。横断歩道のストライプとワタリウムのストライプが一体化して現代アートのように見える。黒川紀章氏設計のベルコモンズも解体され新しいビルが建っている・・・。

 

 
 
本の資料のためにヴィンテージのフランス雑誌を探す。編集部の方からご紹介頂いたマニアックなブックストア、私がパリに渡った34年前のELLEやVOGUE、EGOISTEなど見覚えのある懐かしい表紙に思い出がフラッシュバック、熱き80年代を想う。

 

 
 
ようやく仕事も一段落の週末、美しい富士山を眺めつつパルコール嬬恋スキー場へ。前日に降った大雪で道路は雪の壁、スタッドレスタイヤの安定感に救われる。壮大なスケールのピストにはモーグル用のジャンプ台が幾つも並ぶ。

 

 
 
標高が高く寒さも格別でも新しく買った高性能手袋のおかげで快適なスキー、一日たっぷり滑り暮れ行くゲレンデを眺める。木立が夕焼けに影絵を描く素敵なドライブ、夜には東京に着く日帰りスキーはとても気楽。

 

 
 
 
コロナ感染者が激減し、お客様もおしゃれをする余裕が感じられた日々もあっという間にオミクロン株で逆戻り。新作のサンプルやお修理のネックレス、検品を終え出荷するばかりの品々でごった返すアトリエ。早くコロナが終息しおしゃれを楽しむ日々が戻りますように・・・。

 

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オミクロン株の感染急拡大で東京都にも蔓延防止措置が発令される前日、数年ぶりに懐かしい友人に会う。丸の内の人出は既に減り始め19時だというのに誰も居ない。いつもは大勢の人が行き交う構内も今はガチャのマシンが並ぶ異様な光景に驚く。

 

 
 
とうとう東京都にも再び蔓延防止措置が発令。打ち合わせは全てオンラインに逆戻り、幾つものアポイントは延期や中止。いつまで経っても行きつ戻りつのもどかしい日々が今年も続く。ひとまず快晴のスキー場で友人と合流、美しい雪景色に癒される。

 

 
 
リモートワーク、オンラインとコロナによって大転換期を迎えたビジネスシーン。おかげで移動の自由が増え新幹線はまるで動くオフィス。PCはもちろん、数々のIT機器がコンセントに繋がれた不思議な光景がそこここに。美しい夕焼けを見ながら私も仕事、対面の打ち合わせもおそらく今日が最後、誰も居ないカフェが切ない。

 

 
 
チェコ大使館附属チェコセンターで開催中の展覧会、建築家「アドルフ・ロースとプルゼン」の関連イベントで主人のオンライン講演会の今晩。美しい展示を見ながらZOOMで参加、一緒に訪れた懐かしい思い出が蘇る。

 

 
 
普段は平日のみ開館のチェコセンター、特別開館の土曜日は前日の講演会の影響もあって大変な入館数。友人達や卒業生など大勢がいらしてもそこは大使館、感染要望対策も万全。美しい日本庭園は東京の真ん中とは思えない。

 

 
 
あまりにも忙しい今月、がさつな生活を反省するも致し方なく。久しぶりに友人宅のお食事、美しいテーブルセッティングとお心尽くしのメニュウ、整ったインテリアにすっかり寛ぐ。美しい夜景を眺めつつ「いつの日か私も」、と思ってはみるけどまだ先は長い。

 

   
 
 
ようやく仕事も一段落、忘れかけていた朝のランニングとバドミントンを再開。快晴の朝、吐く息はまだ白いけれど眩しい朝陽の中、青空に映えるシャトルを追う爽快感は格別。普段アトリエに篭っている私には素晴らしい気分転換。

 

 
 
あオミクロン株の感染急拡大でとうとう東京都に蔓延防止措置が発令され、全ての打ち合わせは対面からオンラインへ。スムーズにリモート移行出来るようになったのはコロナ禍の数少ない良い面かも知れない。最近は混んでいた新幹線も再びガラガラ、ひとまず軽井沢でリモート体制に備える。

 

 
 
スノーパークは軽井沢からバスで30分、広々としたゲレンデは圧雪も素晴らしく、早朝で誰もいないピストを清々しく眺める。競技練習のバーンを滑るスキー部らしき若者、山小屋のようなカフェで熱々のコーヒーにほっと一息。

 

 
 
蔓延防止措置が発令され全てがオンラインになったとはいえプレゼンの資料はアトリエに・・・。帰京する前にもうひと滑り、快晴の山頂にはかまくら、中は暖かく思わずひと休み。

 

   
 
 
納品と撮影からの返却分、次のシーズンのサンプルなど作品でごった返すアトリエ。打ち合わせがオンラインになり送り先別に作品が並んだ作業台はなかなか圧巻。お客様のお手元に届くまであと少し、旅に出る我が子を見送るような気持ち。

 

 
 
コロナ禍も既に3年目、ジュエリー業界も影響は大きくコロナの流行で需要が急減したプラチナは値も乱高下、各社とも社屋の外にパネルを出すほど。倒産した会社跡には神棚、パワーストーンであるアメシストの原石にコロナ終息を祈る。

 

 
 
蔓延防止措置が発令されて初めての週末、街は静まり返っている。交差点を行き交う人も車も殆ど無い不思議な雰囲気はパリのロックダウンを思わせる。おそらく来週には緊急事態前言も発令されるであろう感染者数と病床の圧迫、一体いつになったら収まるのだろう・・・。

 

 
 
糸井重里さんプロデュースの日記帳「ほぼ日」にフィットする全てのグッズが揃うおもちゃ箱のようなブティック「TOBICHI」。日記に貼るマーカーやシールはプレゼントにもぴったり、ラッピングも可愛く早速友人に送る。

 

 
 
広尾のチェコセンターで開催中の主人の展覧会、12月は2年ぶりのオープニングまで出来たけれどオミクロン株の感染急拡大で再びの蔓延防止措置、カフェもテラス席を復活させる。花屋さんのお花もすっかり春めいて来たけれどコロナはいつになったら収束するのだろう。

 

 
 
diary index チェコセンターの「アドルフ・ロース展」もいよいよ終了、最終日は私の友人も数々来て下さり華やかなエンディングに。入館者数も記録を大幅に更新と伺い嬉しく、チェコセンターのスタッフの皆様に心から御礼を申し上げる。外壁に投影された画像を眺めつつ遠くなってしまったヨーロッパに思いを馳せる。 page top

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