2022October

 

 
 
10月とは思えない暖かい日が続く中テラスでスキーの準備にいそしむ。ワックスをかけたりエッジを研いだり、チューンナップも楽しい。軽井沢は人工スキー場なので来月のオープンが待ち遠しい。

 

 
 
屋根裏に並ぶスキーやウェア、スキーはアイテムが多いのでシーズン前に一つ一つ丁寧にお手入れ。小さな窓から月明りが差し、子供の頃憧れていたハイジの屋根裏部屋のような秘密の場所、静かに本を読むのもお気に入り。

 

   
 
 
 

 

 
 
母がコレクションしていた膨大な数の風呂敷。色も柄も様々で四季折々の行事や草花が描かれ、日本の四季の美しさを再認識する。作品のモチーフの参考にしたり染めの色見本として、コレクションというより資料のような風呂敷たち。

 

 
 
真夏のような日差しが眩しい緑の中、旧道まで歩く。クラシックカーが何台も連なりオープンカーも気持ち良さそう。ベーカリーで朝のコーヒーを飲みながら眺めるのも楽しい。

 

 
 
まだ空いたテニスコートで友人を探し、ヴィンテージの本屋さんを覘くいつもの軽井沢の朝散歩。打ち合わせを兼ねてサンモトヤマのブティックに立ち寄るとテニスウェア姿の友人、リュクスなブティックにスポーツウェアこそ避暑地らしい素敵な雰囲気。

 

 
 
軽井沢から戻るとお客様の夜、パリとヴェネツィアをご一緒した主人の学生さん達が集まる。コロナ禍以来すっかり定着したバイキング方式、大皿があっという間に空になる皆さんの食欲に圧倒される。お揃いのパーカーを着て記念写真、若返った気分も嬉しい。

 

 
 
新制作展と「リー・ウー・ファン展」を見に新国立美術館に行く。黒川紀章氏設計による波打つガラスのファサードも美しく、フォアイエのインスタレーションが高い天井に映える。光が差し込む大空間で朝のコーヒーを楽しむ。

 

       
 
 
コロナも収まり始めそろそろジムも復活しようと新しいジムを見学。ソーシャルディスタンスで設置されたマシンが並ぶフロアやサウナ、ようやく元の生活が戻ってきたような活気にほっとする。

 

 
 
イラストレーターの友人が作品集を出版、嬉しい記念のパーティーに伺う。透明感のあるイラストは全日空の機内誌でもおなじみ、フランス人の目を通して見る日本のお魚の絵も興味深い。日仏の友人達が集まる久しぶりの雰囲気、ワイン片手にお喋りは続く。

 

       
 
 
コ今年もそろそろ年末が近くなり経理の書類を揃え始める。アトリエのテーブルいっぱいに並ぶ書類に少々メゲつつも一つ一つ紐解くように。税理士の先生の優しい笑顔に助けられ今年も何とか乗り切れそう。

 

       
 
 
暖かい日が続き衣替えも出来ないまま秋を迎えた今年、ワードローブの再点検。ヘアスタイルをショートにしたせいか似合う服も違って来る。スタイリストさんのアドヴァイスを思い出しアイテムごとに総整理。気分もスッキリ、やっぱりおしゃれは楽しい。

 

 
 
母から受け継いだ大正時代の雛道具、漆や金箔の剥げを修繕するためお人形の専門店に行く。雛道具や羽子板、助六のミニチュアなどが所狭しと並びまるでパリの蚤の市のよう。雛道具は奥が深く、塗りや細工で時代が解るという。

 

 
 
 
母から受け継いだ大正時代の雛道具、漆や金箔の剥げを修繕するためお人形の専門店に行く。雛道具や羽子板、助六のミニチュアなどが所狭しと並びまるでパリの蚤の市のよう。雛道具は奥が深く、塗りや細工で時代が解るという。

 

 
 
 
母の作品の羽子板、季節のモチーフごとに分けてインデックスを付けそれぞれの大きさの飾り台をセット。ようやく季節毎に飾ることが出来るように、四季折々の行事を大切にしたいもの。

 

 
 
パリに憧れていた高校生の頃、日本は空前の好景気だった80年代。フランスの雑誌ELLEの日本版「ELLE JAPON」を毎月楽しみに読んでいた。今ではヴィンテージの貴重なバックナンバー、久しぶりにページを繰るとその時の自分に戻るよう。熱い時代が蘇る。

 

 
 
 
母母の作品を飾る羽子板の台や、雛道具の数々。私には使い用もなく、母馴染みの専門店に相談に伺う。お正月やお雛様、端午の節句などお祝い事のお飾りに使う金屏風など、お道具について教えて頂きようやく箱に収める。

 

 
 
 
10月とは思えない暖かい今年の秋、友人達もまだ別荘を閉めず軽井沢のシーズンは続く。井戸や噴水、ブランコが並ぶ美しいお庭を眺めつつランチもデザートもテラスで。

 

 
 
友人からゴルフの打ちっぱなしのお誘い、パリでは凱旋門が見えるルノー本社の屋上で数回トライした事があるだけ。初めて訪れる軽井沢72ゴルフ場、7時半に着くとブースは既に満席、広大な景色に感激しつつ恐るおそるクラブを握る。

 

   
 
 
ゴルフ帰りの早朝、まだ静かな旧道のベーカリーでアップルパイとコーヒーのブレイクタイム。軽井沢はそろそろ紅葉の季節、真っ赤なもみじが美しい。

 

   
 
 
3年ぶりに海外から友人が来るこの秋、ヴィザが不要になり入国も以前の通り。スイスから来た建築家の友人と久しぶりの再会を祝う。既に冬が始まったヨーロッパから来ると暖かい東京にびっくり、楽しい滞在になりますように。

 

   
 
 
今年もフランスの固定資産税の季節、パリから送られて来た納税書を見つつ小切手を切る。それにしても税金の高いフランス、美しい街並みを保つには膨大な費用が掛かる事を実感するのも毎年の事。

 

   
 
 
東京らしい古い街区が残る曙橋から荒木町をご案内。鎮守の森のような小さな神社、提灯の灯りと可愛らしいキツネの石像に興味津々の二人。彼らが住む山々が連なるスイスとあまりにも違う光景に驚くのも無理はない。

 

   
 
 
忙しい日々が続き事務所の机も作業台も何とか片ずけなくては、一念発起して紙片の総整理。すっきりしたデスク回りはやはり気持ちの良いモノ、久しぶりに事務仕事も捗る。

 

 
 
スイスから来た友人の帰国も近く、我が家で歓迎のパーティーを開く。日本らしい食材を並べたオードブルにお寿司、梅酒や日本酒。主人の学生さん達がカタコトの英語で一生懸命話す様子も微笑ましい。

 

 
 
 
母の遺したモノをまた少し整理する。友人に差し上げたり教会に寄付をしたり、その都度さまざまな思い出が蘇る。干支の額や手袋、大皿やランチョンマットなど、私の日常にいつも母が寄り添ってくれているのも嬉しい。

 

   
 
 
母の親友のお嬢様は私の姉のような存在、高校生の頃は家庭教師をして頂いて勉強もせずお喋りしていた懐かしい思い出。今も続く長いお付き合いに感謝しつつ、改装されてすっかり美しくなった上野駅の貴賓室でお喋りは続く。

 

 
 
スイス人の建築家ご夫妻もいよいよ明日は帰国、最後の夜は原宿のラ・フォーレでキャラクターグッズに感激したり、コスプレの若者と写真を撮ったり。お馴染みの和食屋さんでディナーの後は私たちが昔住んでいた建物探訪、30年の長い友情をふり返る。

 

 
 
母の大切にしていた大正時代の羽子板、西荻窪のお人形専門店で時代考証など教えて頂く。所狭しと並ぶ雛道具やお人形は映画のセットにも使われる事もあるとか。骨董の奥は深く甲冑や臼、専門店が並ぶ西荻窪は本当に楽しい。

 

 
 
西荻窪のアンティーク通りの後は友人と阿佐ヶ谷のJAZZフェスティバルへ。夜の神社や小学校を会場に街中でJAZZのコンサートがある今晩、演奏も山下洋輔氏をはじめ豪華キャストが揃う。コンサート帰りの人で賑わうビストロや和食屋さんが並ぶ小径も楽しい。

 

 
 
コロナが収まり始めコロナ禍の静けさは遥か昔の事のよう。打ち合わせは全て対面に戻り、会食やパーティ、海外からの友人の来日と慌ただしかった日々もようやく一段落。久しぶりに朝のランニング、秋らしい澄んだ空気と眩しい朝陽に紅葉が美しい。

 

 
 
 
コロナ禍の停滞を取り戻すように続く打ち合わせ、週末も仕事を終えて外に出ると3年ぶりに再開した銀座の歩行者天国。タイヘンな人でごった返す銀座通り、快晴の空をバックに早回しの映画のように人の波が押し寄せる。

 

 
 
打合せで毎回話題に上がるのは街の人出と売り上げの関係。コロナで抑圧されていた外出から解放され街はどこも人で溢れ返っているけれど、売り上げには繋がっていないとか。クライアントに案内されたビルはフロアのほとんどが閉店という現実、あまりにも大きかったコロナの影響を思い知る。

 

 
 
 
軽井沢プリンススキー場は人工雪なので毎年11月にオープンする。既に雪は着々と出来ているようで、現代アートのオブジェのような写真に早く滑りたい気持ちが募る。

 

 
 
打合せで毎回話題に上がるのは街の人出と売り上げの関係。コロナで抑圧されていた外出から解放され街はどこも人で溢れ返っているけれど、売り上げには繋がっていないとか。クライアントに案内されたビルはフロアのほとんどが閉店という現実、あまりにも大きかったコロナの影響を思い知る。

 

 
 
秋晴れの週末、3年ぶりに主人の大学の学園祭に行く。幾つのも学科塔に分かれた隈研吾氏設計による赤羽キャンパス、バウハウスのような標識を頼りに進むと学園祭らしい模擬店のテントが見えて来る。緑に包まれた爽やかなキャンパスに懐かしい学生時代が蘇る。

 

 
 
秋晴れの週末、3年ぶりに主人の大学の学園祭に行く。幾つのも学科塔に分かれた隈研吾氏設計による赤羽キャンパス、バウハウスのような標識を頼りに進むと学園祭らしい模擬店のテントが見えて来る。緑に包まれた爽やかなキャンパスに懐かしい学生時代が蘇る。

 

 
 
 
30年来お世話になっているトラベルエージェントの友人のご案内で赤羽クルーズ。映画のセットのような昔ながらの街並みに、牡蠣を産地で選ぶお店や行列のできるおでん屋さんなど凝ったお店が並ぶ。皆さん長居することなく次に行く、粋な感じも楽しい。

 

 
 
快晴の早朝、雲一つない空に向かって高速を走り横須賀美術館に「猪熊弦一郎展」を見に行く。三浦半島東海岸に面した観音崎から見渡す東京湾、久しぶりに見る海と潮の匂いに感激する。 美術館の後ろは観音崎の豊かな自然、海と森に囲まれた夢のような美術館。

 

 
 
横須賀市の市政100周年を記念して2007年に開館した山本理顕氏設計による美術館。丸い窓からは海や船が見え、屋上のデッキに上がると東京湾が一望できる。軍港とは言え船の往来はいつまで見ていても飽きない。海風に吹かれ、デッキでピクニックのランチ。

 

 
 
 
diary index 秋晴れの空の下3年ぶりの開催となる神保町古本まつりに行く。VOGUEやELLEなどヴィンテージのフランス雑誌や子供の頃に読んだ英語の絵本、マニアックな店員さんに助けられ探していた本が次々に見つかるのもこのお祭りの魅力。イベントの多かった10月がようやく終わる。 page top

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