2023February

 

   
 
早くも暦は立春、翌日の節分には魔除け、厄除けと言われる「柊鰯」を飾る。鬼の嫌いな鰯の匂いと柊の葉で鬼の目を刺す、少々可哀そうな気もする言い伝えを想い、無病息災を願う寒い朝。
 

 

 
この3月に閉館となる、旧千代田区立練成中学校を改修して誕生したアートセンター「3311アーツ千代田」。2010年の開館から13年、プロアマ問わずあらゆる人の「表現したい」という想いが地域と共存する興味深いスペース。閉館前、最後の展覧会に行く。
 

 

   
 
始めたばかりとはいえ、なかなか上手くならないゴルフ。レッスンを休まない事だけを目標に「パターの練習?」とからかわれつつ、おままごとのような私のゴルフ。
 

 

   
 
コロナもようやく終息に向かい久しぶりに同級生と集まる。会うやいなやお喋りは始り写真を撮るのも忘れるほど。何年会っていなくても、会えばまるで昨日まで机を並べていたかのよう。スパークリングワインの泡のように眩しかった青春をふり返る。
 

 

 
 
クラシックバレエのレッスンを再開したいと思いつつコロナに翻弄されたこの数年。ようやくレッスンの登録を済ませ新しいバレエシューズを試着、真っ白なスタジオのレッスンを見学してクラスを決める。
 

 

 
快晴の朝、一仕事終えてゴルフの打ちっぱなしへ。日曜日とはいえ7時、ほぼ満席の打席に驚く。皆さん熱心に練習しているのだと感心しつつ、眩しい朝陽に向かって打つ爽快感は格別。
 

 

 
主人もいよいよこの3月で退官、記念行事や展覧会のためにOBOGが我が家に集まる。記念グッズや研究室の記録冊子の作成、パーティーの企画・運営と決める事も多いけれど、チームワークの良さと配慮の行き届いた準備に感動する。
 

 

 
 
幼馴染みと7年ぶりに一緒に滑る。軽井沢プリンスはゲレンデは小さいけれど日帰りスキーにはぴったり、早速頂上のカフェで一息。真っ青な空と眩しい雪、澄んだ空気に忙しい東京の生活を忘れる至福の時。
 

 

 
 
快晴の翌日、雲に覆われた早朝のゲレンデはまだ人も少なくどことなくポエティック。意外にも私はこんなグルーミーなお天気の雪山がとても好き。静かに朝のコーヒーを楽しみ、東京行きの新幹線に乗る。
 

 

 
 
コロナでスポーツクラブはやめてしまったけれど、SPAやサウナは定期的に通いたい。体を芯から温める事で代謝が上がりダイエットに効果的と聞き、ようやく時間を見つけ見学に。
 

 

 
久しぶりに映画を見に有楽町へ。最近はすっかり様変わりして、老舗の小さなお店は姿を消し巨大なファッションビルが立ち並ぶ。ビルの最上階の映画館、パリを舞台にした安楽死がテーマの映画と東京の景色、シュールな気分で劇場を後にする。
 

 

 
 
パンダで沸く上野はスペイン・バルもパンダ一色。友人との遅い新年会はパエリアとサングリアでスペインの夕べ。インテリアもメニュウもスペインそのもので日本に居る事を忘れそう。 それにしても寒い・・・。
 

 

 
とうとう朝から雪が降り出しあっという間に道は真っ白に。深々と静かに降る雪、遠くに見える高速道路にも雪が舞う。温かいココアを抱えてベランダへ、東京らしい雪景色をひとしきり楽しむ。
 

 

 
コロナ以降ZOOMによる打合せが増えて現場に行く事がめっきり減ってしまったけれど、空間を体感する機会はやはり大切にしたい。取引先の方のご案内で広大なスペースの新しい売り場を見せて頂く。ダイナミックなインテリアはデパートのイメージを越えた、アミューズメントパークの様。
 

 

 
 
幼馴染みの友人達と久しぶりに集まる。ヴェネチアのオステリアがそのまま東京に?雰囲気もメニュウもヴェネチアそのもの、プロセッコをお供にお喋りは尽きない。幼稚園の時は可愛らしかった私達も、今ではすっかりオジサンとオバサンに。
 

 

 
 
長く関わって来た聾関係のチャリティー。仕事の合間に費やせる時間は限られているけれど、少しずつサンプルを作り溜める。紙粘土のアクセサリーは私の原点、子供でも捨ててしまう工作ではなく長く使えるモノを作って欲しい。
 

 

   
 
例年2月は売り場は静かな時期だけれど、今年はコロナで長く抑えられていたお買い物気分が盛り上がっている様で、ひっきりなしに納品業務が続く。アトリエの作業台は常に検品待ちの作品が並ぶ。
 

 

   
 
主人の退官も近くなり、関連の展覧会が続く3月を前にご案内状の発送に明け暮れる。ご一緒した時の写真や思い出のカードを添えて、皆さんのお顔を想いつつお手紙を書く温かな時間。主人のライフワークの集大成、一人でも多くの方にご覧頂けたら・・・。
 

 

 
 
長かったコロナが明けても経済的な損失はなかなか戻らない。街中の看板も「広告募集中」が目立ち真っ白なスペースが青い空にくっきり、眩しい反射にコロナ禍を想う。
 

 

 
主人の大学の卒業制作展に伺う。フランク・ロイド・ライトの設計による自由学園の校舎、明日館。暖かい春の日差しの中、卒業制作を終えた皆さんの晴れやかな笑顔が眩しい。
 

 

 
ホテルのロビーもすっかり春の気配、絵巻物のように飾られたお雛様とお道具一式、桃の節句の活け花も美しい。以前は外国人でごった返していたこのロビーもまだ静か、コロナの終息まであと一歩・・・。
 

 

 
ホその昔はフランス人が集まるパリの様だったカフェも今はひっそり、お気に入りの窓際で編集者に原稿を見て頂く。長いお付き合いも気ずけばもう30年、久しぶりの再会を祝ってシャンパンで乾杯。それにしても誰もいない。
 

 

 
 
主人の退官も迫り研究室のOBOGがミーティングを兼ねて集まる。今や会社でも中堅、忙しい皆さんがカフェやレストランと場所を替えて、その企画力と緻密な計画書、細やかな配慮に感動する。
 

 

 
 
建築会館の展覧会から始まる一連の退官関連行事、広報担当者のごとくひたすらお手紙を書く。ご一緒した時の写真をカードにしてメッセージを添えたり、取材でお世話になった記事を同封したり、なかなか楽しい。
 

 

 
 
渋谷駅に降り立つのは何年ぶりだろう?再開発の進むドラマティックな光景に思わずカメラを向ける。「SHIBUYA」と書かれたTシャツを着た外国人が「アメイジング!」と叫ぶ気持ちもよく解る。ヨーロッパとは全く違う「THE TOKYO」。
 

 

 
アクセサリーデザイナーになろうと決めた高校1年生の頃、初めて訪れた彫金の学校「ヒコ・みずのジュエリーカレッジ」。ロウで原型を作る「ロストワックス鋳造」を習った時の新鮮な驚きが蘇る。白衣や数々の道具、原石の並ぶ購買部は興味深くじっくりみたいもの。
 

 

 
私が通っていた頃の旧校舎、今はまるでフリッツ・ラングの映画「メトロポリス」に出て来そうな建物に。卒業制作の優秀作品や各学科の道具が並び、多岐に渡る分野を包括した学校の全体像をご説明頂く。ファッションショウやお能の舞台にもなった屋上は正にメトロポリス。
 

 

 
子供の頃の私の工作や手芸、お誕生日のプレゼントやカードなど、母が大切に保管してくれていた。執筆中の本に入れる写真のため時系列で整理する。その数は膨大で、「いつも何か作っている子供」だった。私の原点とも言える小さな作品たち・・・。
 

 

 
 
納品業務が続きごった返しているアトリエ、梱包材や素材、サンプルなどが所狭しと並ぶ。大型の納品を終え一念発起してアトリエの大整理にいそしむ。
 

 

 
例年ならシーズン中は毎週スキーに行く私も、今年はあまりの忙しさに全く行かれず。快晴の朝、ようやく軽井沢に向けて出発。澄み切った空に遥か八ヶ岳連峰を眺める解放感、久しぶりのスキーは初めて行く湯ノ丸。素晴らしいお天気に恵まれ、暮れ行く山々の美しさも堪能。
 

 

 
とにかく忙しい今年の2月、なかなか東京を離れられない。滑り溜めるように幼馴染みと菅平へ。送り迎えからコースのナビまでしてくれる友人に感謝しつつ、二人でシュプールを描く楽しさ。真っ青な空と眩しいゲレンデ、やっぱりスキーは最高!
 

 

 
主人の退官記念パーティーの準備のため、OBOGの皆さんと会場の学士会館を訪れる。担当の方からお部屋を見せて頂き、三十数年前の結婚式を思い出す。趣のあるクラシックな内装のお部屋も素敵で、お料理や祝辞の順番、音響など決めるべきことは膨大。
 

 

 
 
執筆中の本の資料のため、ヴィンテージのフランス雑誌を扱うお店へ。長い間探していた1989年のフランス版ヴォーグ、ページを捲る度に当時のことが蘇る。80年代の熱い空気と夢いっぱいだった若かりし頃、昔のボーイフレンドに会った様な素敵な午後。
 

 

 
主人のゼミの研究生も今年で卒業。装いも持ち物も全てにスタイリッシュなK君、お引越し前にお宅を訪問。期待を裏切らない美しい住まいぶりに感激しつつ、卒業を祝してプロセッコで乾杯。
 

 

   
 
撮影で使った小物やサンプル、スタイリストさんから買い取った洋服などが山積するアトリエ。あまりにも忙しく「その都度」が理想と思いつつ、整理する時間もないままに日々が過ぎる。ようやく一段落、お気に入りの小物だけを集める。
 

 

 
 
主人の退官関連行事を前にご挨拶状やお礼状、お知らせなど、延々と手紙を書く日々が続く。取材して頂いた記事や思い出の写真を同封したり切手を選ぶのも楽しく、思わず読み込んでしまいなかなか進まない。
 

 

   
 
撮忙しさにかまけ季節のうつろいすら気が付かなかった2月、沈丁花の甘い香りで春の訪れを知る。香水の原料にもなる三大香木、春の沈丁花、夏のクチナシ、秋の金木犀は季節を感じる素敵な香り。もうすぐ3月・・・。
 

 

 
 
ゴルフのレッスンもすっかりご無沙汰、2月分のレッスンを連日こなすことに。打ち合わせも立て込みメイクルームでプレゼンの準備、何だか慌ただしい。
 

 

 
 
撮同じくスパもサウナもご無沙汰、溜まった疲れをほぐそうにもココまで疲れるとそうカンタンにはほぐれない。サウナで体の芯から温まりジャグジーで寛ぐの繰り返し、すっきりした気分も束の間。
 

 

 
 
月末が近くなり連日ゴルフのレッスンが続く。終わるやいなやメイクルームに駆け込み、打ち合わせに急ぐスケジュールもいかがなものか?と自問自答。忙しい忙しいと言うのは恥ずかしいけれど、今度ばかりは正真正銘の忙しさ。早く3月になりますように・・・。
 

 

 
diary index 泳ぐのが大好きな私も今月はそんな気持ちの余裕もなく、全く泳いでいない。ようやく全てのスケジュールを終えプールに辿り着く。怒涛のように過ぎた2月を想い、ひたすら泳ぐ夜のプール。 page top
 

home