2023 Deceember

 

 
 
いよいよ今年も残すところ後一か月、忙しい師走を乗り切るにはやはり体力。澄み切った空とまだ残る紅葉、朝のルーティンのバドミントンも吐く息が白い。
 

 

 
 
我が家のIT機器は主人の手作り。プラモデルのごとく組み立てる様子を見るのは楽しく、パーツを買いに秋葉原に行くとそのマニアックな世界に驚く。ランチはトルコ人のケバブスタンド、味も雰囲気も日本とは思えない・・・。
 

 

 
ヴィンテージのフランス雑誌を探しに神保町へ。昔のELLEやVOGUE、大好きなマルセル・デュシャンのDVDなど危険なモノがいっぱい。80年代の雑誌は高校生だった私のバイブル、眩しい青春が蘇る。
 

 

 
 
グルーミーな空が続くパリの冬、真っ青な空と太陽が溢れる日本の冬は素晴らしい。朝のバドミントンに行く道、川沿いをスケートボードで滑るのも爽快。川面に戯れる鴨の親子の姿に癒される。
 

 

 
不思議な形が浮遊した三越の包装紙、これをデザインした画家の猪熊弦一郎のアトリエに伺う。石を集めていたという画伯、あの不思議な形は石に由来するのかも知れない。興味深いオブジェが並ぶ夢のような空間、ユーモアたっぷりの友人が語る思い出話がまた素晴らしい。
 

 

 
久しぶりに友人を招く今日。お掃除をしてテーブルをセッティング、カトラリーやグラスはどれにしよう?メニューに合わせて選ぶのも楽しく、下ごしらえをしながらアペリティフ。デザートのチーズまで、皆さんの笑顔が一番のご馳走。
 

 

 
母の遺した膨大な量の布たち。古代布のはぎれや刺繍の美しい帯など、布工芸作家にとっては堪らない魅力の布たち。美しく箱に詰めて並べるとオブジェの様、母のモノを整理する心和む時間。
 

 

 
 
早朝のバドミントンの時間を1時間早くした最近、7時の公園はまだランニングする人もまばら、昨晩の雨が草木に残りキラキラと光る。今年は紅葉が遅く、真っ赤に染まった木々に黄色い木の葉は自然のモザイクの様。
 

 

 
母の遺した帯をテーブルセンターにしようとアイロンを掛ける。我が家の黒い長テーブルに古代布、素敵なインテリアになりそう。クッションを縫ったりボタンを付けたり、アイロン掛けと縫もの、心温まる静かな時間。
 

 

 
高校生の頃住んでいた街に友人を訪ねる。川を渡ると夕陽に光る水面に懐かしさがこみ上げる。駅ビルのパン屋さん「サンジェルマン」は憧れていたパリの地名、お気に入りのデニッシュをトースターで焼く甘い香りは部活に行く朝の匂い。
 

 

 
今年の雪不足は深刻でオープン延期のスキー場も多く、滑れるゲレンデは数少なく。湯ノ丸は天然雪と人工雪の混合でかろうじて滑走可能。久しぶりのゲレンデ、真っ青な空と輝く雪、眩しい光の中、風を切って滑る爽快感は格別。
 

 

 
素晴らしいお天気に恵まれ、輝くゲレンンデを後に軽井沢へ戻る。取引先のお客様が引けた頃、納品に伺う。クリスマス・ディスプレイの打ち合わせを終えると旧道は既に夕暮れ、軽井沢の夜は早い。

 

 
 
母の部屋をまた少し整理する。古代布やちりめんの端切れなどの布類、趣味で作っていたお人形やその材料。あらゆる素材が芸術的にディスプレイされた引き出しを開けたり閉めたり、心温まるほっとする時間。
 

 

 
ようやくこの週末にはスノーパークもオープン、昨日に続き早朝から車を飛ばしゲレンデへ。浅間山は雪もなく夏のような勇姿、雪不足を実感・・・。
 

 

 
 
たっぷり滑ってもまだお昼前、朝が早いと一日が長い。ランチは軽井沢に戻っていつものお蕎麦屋さんへ。快晴の週末、活気溢れる満席の店内はまるで映画の様。香ばしい天ぷらと冷たいお蕎麦で極上のランチ。
 

 

   
 
我が家のエントランスに並ぶスキーたち。ゲレンデから戻ると乾かしてから軽くワックスを掛ける。圧巻の台数は正にスキーバム!人生をかけて雪を追いかける、という意味だったような・・・。
 

 

 
アトリエの不要品をリサイクルセンターに寄付に行く。このセンターではペットボトルで繊維を作る体験など、ワークショップも興味深い。クリスマスのオーナメント作りも全てリサイクル素材、いつか参加してみたい。
 

 

 
快晴が続く日本の冬は素晴らしい。朝陽に向かいスケートボードを滑らせ、青空に舞うバドミントンのシャトルを追うよ元気になる。舗道に映る影を眺めつつようやく朝のコーヒー、今日も一日穏やかに過ごせますように。
 

 

 
 
12月は用事が多くゴルフのレッスンもままならず。ようやくスケジュールの空きを見つけて久しぶりにクラブを握る。ビデオ解析のカメラを前に緊張気味、「続けること」だけが私にできる事。
 

 

 
 
スキーシーズンも始まりスタッドレスタイヤに付け替える。昔は峠を越えると路肩でチェーンを巻く人をよく見かけた。ホンダのアトリエに並ぶSUV車の数々、整然と進む整備は興味深く、ドキュメンタリー映画を見ているよう。
 

 

   
 
アトリエの整理は「少しずつ時間のある時に」と心がけていても、忙しい日々が続くとあっという間に全てが溜まる。梱包用の箱類はサイズの種類も多く、用途別に重ねる。整理の方法をシステム化する必要があると毎回思うのだけれど・・・。
 

 

 
 
月6回のゴルフのレッスン、既に12月半ばというのにまだあと4回もある。早朝クラスはビルのオープン前、まだ開かないシャッターを前にコーヒーをすすりつつエレベーターを待つ。頑張らないと!
 

 

 
雑用に埋もれてしまいそうな日々に何とか区切りをつけスキーに出発。清々しい朝陽に富士山を眺め、雪化粧をした山々を抜けると八ヶ岳が見えてくる。白銀に輝くゲレンデの美しさと風を切って滑る爽快感に忙しい日々を忘れる。日帰りでも十分なリフレッシュ。
 

 

 
たっぷり滑った後はお楽しみの道の駅。生産者の写真が並ぶ一覧表と照らし合わせながら野菜や果物を選ぶのも楽しく、大きな赤いカブやチジミほうれん草など珍しい野菜をお土産に買う。
 

 

   
 
ただでさえ忙しい師走、今年は4年ぶりの忘年会も多く、スキーシーズンも始まり、寸暇を惜しんでゴルフのレッスンに通う。ビデオ解析のレッスン中もスマホのメールをチェックしている様では・・・、と反省しつつも致し方ない。
 

 

 
主人のゼミの卒業生が次々にご結婚になる最近。雨上がりの快晴、美しいチャペルの窓が開き青空をバックに神々しい新郎新婦。お花が溢れたシックな設えと洗練されたお料理は東京会館ならでは。祝辞を終えてほっとしつつ、私がデザインしたジュエリーを纏う花嫁を眺める至福の時間。
 

 

 
いよいよ暮れも押し迫り、4年ぶりのクリスマスパーティーが続く。例年通り、様々な仕事の締め切りとイベントがせめぎ合うこの時期。懐かしい顔に次々と、後ろ髪をひかれつつ早々においとまする。エアーポケットのような素敵な中庭。
 

 

 
執筆中の本のための資料整理の一日。幼少期から現在まで、駆け抜けて来た日々を振り返ると眩暈がする。これからはもう少しゆっくり、アンダンテ(歩く速さで)生きたいもの。懐かしい写真や絵日記を読み込んでしまい、なかなか進まない。
 

 

 
竹中工務店本社のギャラリーに「吉村順三展」のオープニングに行く。4年ぶりのオープンニングとあって懐かしい顔が次々と。クリスマスパーティーのような華やかな気分に。素晴らしい展示にも感激する。
 

 

 
ようやくコロナが終息した今年、4年ぶりに主人のゼミの卒業生が集まる。久しぶりに主人が作るクリスマス・チキン、大皿に盛りつけテーブルに運ぶと歓声が上がる。鶏の丸焼き=プレ・ロティはパリの定番の味、豪快に切り分けて皆で頂く楽しさはクリスマスにぴったりのご馳走。
 

 

   
 
久しぶりに大勢が集まった昨晩、ここ数年出番のなかった大皿やお客様用のカトラリーを整理する。オードブルからメインまで、様々な大皿はお客様の多い我が家の必需品、テーブルセッティングを考えるのも楽しい。
 

 

 
クリスマス関連の行事もようやく全て終了。クリスマスの飾りつけを仕舞う前に、毎晩がプチクリスマスディナー。お正月の飾りを出すと気分はいよいよ年末・・・。
 

 

 
早朝の国立科学博物館に「和食 日本の自然 人々の知恵」展を見に行く。巨大なシロナガスクジラが大海原をジャンプするような迫力のオブジェは、いつ訪れても印象的。まだ人の少ない上野公園、素晴らしい展覧会に暮れの忙しさをしばし忘れる。
 

 

 
表参道のイルミネーションも見ないままクリスマスは終わるのも寂しいと、友人とディナーのあと表参道を歩くことに。4年ぶりのイルミネーションはやっぱり華やか、それでもコロナ以降、夜の人出は少なく20時だというのに誰もいない。
 

 

 
 
クリスマスの飾りつけを仕舞い、お正月用に母の作品を選ぶ。来年の干支、龍のモチーフの色紙と土人形。干支のお人形は母のコレクションから。来たる年こそ穏やかな一年になりますように・・・、祈るような気持ちで飾る。
 

 

 
いよいよ暮れも押し迫り、お取引先のご挨拶や友人との忘年会が続く。銀座のウィンドウは既に来年の干支、龍のディスプレイが華やか。新年へのカウントダウンが始まったようで少々焦る。年賀状もまだだというのに・・・。
 

 

 
快晴の早朝、何とか全てを一段落させ軽井沢に向かう。澄んだ空気と美しい山々に忙しかった12月の疲れも癒され、東山魁夷の絵のような景色に東京の生活を忘れる。
 

 

 
毎年31日ギリギリに軽井沢に到着するのもどうか?今年は30日に湯ノ丸にスキーに行くという余裕。スキー場はは既にお正月休みの家族連れで賑わい、いよいよ年末の雰囲気。暖冬でまだクローズしているゲレンデもあり、まるでゴルフ場の様。
 

 

 
素晴らしいお天気に恵まれた今年の晦日、美しい夕暮れを眺めつつ軽井沢に帰る。カウントダウンに向けてクリスマスのイルミネーションもお正月のお飾りに替わり、いよいよ今年もあと少し・・・。
 

 

 
 
 
diary index 快晴の大晦日の朝、今日こそは年賀状!と例年とは逆のパターン。大混雑のスキー場を眺めつつゲレンデのレストランでパスタのランチ、暖かいデッキでコーヒーを楽しむ余裕も。紅白歌合戦を見ながらお蕎麦を茹で年賀状を書く・・、もうすぐ除夜の鐘。 page top

home