Plat07

2023July

高たんぱくで低カロリー、栄養ドリンクの成分でもあるタウリンを多く含むエビやタコ。エビは白ワインでボイルしてオーロラソースを添え、タコはイタリア風にセロリやトマト、バジルを合わせてマリネに。サプリメントを一切摂らない私の食べるサプリ。

朝食はパリでも東京でもゴハン党の我が家。キャベツの酢漬けに明太子、シラス、生卵などのタンパク質、そして発酵食品のキムチと納豆が定番のお供。必ず添えるお味噌汁は海藻と旬の野菜を具材に。

友人の家庭菜園からもぎたてのきゅうりやトマトが届く。切って見ると驚くほど新鮮、「野菜ヌードル」を作る不思議なピーラーでグルグル回すと見事な「きゅうり麺」が出来る。お素麺に混ぜて、爽やかなランチに。

ゼラチンはコラーゲンを多く含む美肌サプリ、ゼリーやババロアなど手作りすれば簡単に摂れるので時々作るシンプルなデザート。温めた牛乳にポリフェノールたっぷりのチョコレートを溶かすと、甘い匂いがキッチンいっぱいに広がる。

七夕の今晩、残念ながら空は曇っているけれど大変な暑さ。決算の書類に忙殺された一日、アペリティフを楽しみにテラスに出るもあまりの暑さに驚く。夜風に助けられエビのカクテルと冷えたスパークリングワインでまずは一息、再びアトリエに戻る。

1830年創業の老舗料亭なだ万、長崎出身の灘屋萬助が長崎料理と漢方の知識を元に大阪風にアレンジしたのが発祥とか。お仲人のお宅で主人の退官をお祝いして頂く。珍しいお料理に「これは何？」とお喋りしながらお箸を進めるのも楽しく、シンプルなお赤飯の美味しさに老舗を感じる。

エビの殻には美容成分がたっぷり、エビの赤い色素は抗酸化作用の高いアスタキサチン、殻の外骨格には免疫力を上げる成分キチンを含むとか。オリーブオイルでゆっくり炒め、ナスやトマトを入れガーリックソルトで味を調える。香ばしいエビの匂いとガーリック、ゴキゲンなパスタランチ。

数少ない我が家の定番デザート、パンプディング。パンと牛乳、卵と材料がシンプルなのでスグに作れるのも嬉しい。イチジクやマンゴーなどのドライフルーツをトッピング、蒸し上がって型から外すと鮮やかな色と美味しそうな匂いに、つい一口。おやつタイムが待ち遠しい。

DHAを多く含む青魚はモデルさんの常食。ひじきや大豆をトッピングしたサラダとサバのグリル、ほぐしたサバを載せたサラダなど、何かと青魚を食べる美容習慣。フランスのビストロメニュウ「サバのリエット」を思い出す。

アブラナ科のブロッコリーは毎日でも摂りたいデトックス食材。アンチエイジング成分のスルフォラファンを摂るには生がイチバンとか。蒸したブロッコリーとオーロラソースで和えたエビ、クリスマスリースのような華やかなオードブル。

軽井沢も週末は大変な人出で旧道は歩けないほど。馴染みの「天布良　万喜」に行くのも一苦労、空いた日を狙ってようやく辿り着く。軽井沢の旬の野菜のサクサクと味わい深い天ぷら、秘伝のたれをくぐった天丼、どちらも懐かしく美味しい。

軽井沢に居ると発地市場の採れたて野菜でお料理するのも楽しく、ナスやトマトにバジルなど、シンプルなトマトソースを大量に煮込む。ベースのソースに挽肉やサバをトッピングすれば簡単にバリエーションが増やせてとても便利。

友人の家庭菜園から採れたてのキュウリやトマトが届く。早速カブや大根、ニンジンと合わせてピクルスを漬け込む。新鮮なうちにに幾つものバリエーションで漬けておけば、急なお客様にも素敵なオードブル。リボンを掛けてプレゼントにも。

イタリアからの留学生を帰国前にご招待。和食が大好きと伺い、レストランではお目にかからない家庭料理を準備する。キュウリに鴨味噌や柚子味噌をつけて、炊き込みご飯とはんぺんや蒲鉾、〆には茶そば。好奇心旺盛で何でもトライしたいと、若さ溢れるフランチェスカ嬢に若かりし頃を思い出す。

アペリティフには青森りんごのシードル、フランスではポピュラーなリンゴの発泡酒もイタリアでは飲まないとか。お酒はワインではなく日本酒を用意、バイタリティ溢れる彼女らしく、豪快な飲みっぷりも楽しい。

ランチのデザートはいつもヨーグルト、くるみやアーモンドなどのナッツ類とドライフルーツ、プルーンのエキスをトッピング。発酵食品のヨーグルトは納豆は毎日摂りたい美容食。トッピングのバリエーションも楽しい。

7月も終わりに近くなり夏本番、猛暑日が続く中久しぶりに友人とヴェネツィア料理を囲む。プロセッコで乾杯の後は魚貝のフリット、イカ墨のリゾット、イタリアンチーズの盛り合わせと、どれもヴェネツィアそのままの美味しさ。あまりの暑さに金曜日だというのにお店はガラガラ、8月が思いやられる。