2010 July

Paris

   
 
 
7月に入るとすでにヴァカンスから一度パリに戻ってくる友人たちも・・・。私はヴァカンス前の仕事でアトリエにコモリきりだと言うのに。素晴らしい、ルビーのようなさくらんぼを沢山頂く。メゾン・ド・カンパーニュのお庭から、野のお花も届いてしばしヴァカンス気分?

 

Paris

 
 
パリに居ると、デザイナーやクリエーターを初め、様々な分野で活躍している人がチャリティやボランティア活動に自然体で参加しているのをよく目にする。私自身ももう随分前から、自分の仕事を通して「創り出す事の喜び」を伝えたいと思って、少しずつ、できる範囲で参加してきた。そんな思いを少しずつ形にしたいと始めた活動のためのサンプル(?)をアトリエで試作。当のデザイナー本人が夢中になって作っていていいのかしら?と思うけれど、そのくらい楽しくないと!粘土をこねたり絵の具を塗ったり・・・子供の頃正にこんな毎日を家のアトリエで過ごしていたのだわ・・・。

 

Paris

   
 
 
粘土で作った形に絵の具で彩色。絵の具のパレットは12歳のお誕生日をアメリカで過ごした時、両親からのプレゼント。そんなものをまだ使ってるんですか?ソレもパリで・・・とアシスタントに驚かれる。でも、小学校の時に図工の時間に使っていた工具セットもいまだ現役で使っている私だから・・・。長く使っている道具にはその時々の思い出があって、そんな事を思い出す時間は私にとって「創るという事の原点」に返る大切な時間。ロッキー山脈のふもとの街に住んでいたころ、このパレットと水筒を持って一日中山の絵を描いていたっけ。

 

Paris

     
 
 
サンジェルマンの古い小さなビストロは、代々の家族の食堂、のようになっている。さまざまな分野で活躍した文化人やそのご家族が、各々のカトラリーやナプキン、時にはメッセージのカードを入れておいたり。そんなビストロでクラシックなフレンチを頂くのはとても楽しい。

 

Paris

   
 
 
ヴァカンスも始まり少し静かになってきたパリをあとに、ようやく東京へ。あまりにも暑いので早めに空港について、冷房の効いたラウンジへ!久しぶりの「冷房の涼しさ」に感動する・・・。各国の新聞、雑誌にゆっくり目を通しつつ、冷えたシャンパンでこのまま眠ってしまいそう。

 

Paris

   
 
 
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久々の東京は暑いけれど、冷房の効いたお部屋でハーブティーを頂くのは至福の時。子供の頃、ロッキー山脈のふもとの街に居たとき、このお茶の本店が近くにあって、ソレはそれは夢のような素敵なお店だった。当時は今の日本のようにように「ハーブ」がポピュラーではなかった上子供だった私は「ハーブティー」というのは魔法のお茶?だと思っていて、母と頂く時はなんだかオトナになった気分だった。
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