先週のヴェルニッサージュ（オープニング）で頂いたブーケ、美しいうちにドライにしてポプリを作る。冬は暖房の上であっという間にドライになるので色がそのまま残るのが嬉しい。

美しいブーケの中から白い花だけを選んでもう一つブーケを作る。種類の違う白い花だけのブーケは何だかとてもシック・・・。

帰国すると主人の実家から柿が届く。今年は「ナリ年」で豊作とのこと。天然の濃い色の美しさと、ずっしりしたその重さに自然の力を感じる。サプリメントを一切摂らない私には素晴らしいビタミン。

出張先で見つけた宝石のようなクリスマスのお菓子、「ベラベッカ」。フランスのアルザス地方のお菓子で「pain de poire」＝洋ナシのパンとも呼ばれているとか。いちじくやアプリコットなどドライフルーツがふんだんに入っていて、生地にはシナモンやアニスなどスパイスが練りこんであるのでとてもヨーロッパを感じる味。ヴェネチアングラスのお皿に載せると本当に美しい。

２５年来の友人がご主人様の赴任で東京に住むことに！オーストラリアのフランス大使館から東京へ。さらにお嬢様が通うリセは我が家のすぐ近く・・・。まさかこういう日が来るとはね？と早速我が家へ。硬いインテリアの我が家に可愛らしいスウィートピー。階段からの光で華奢な花弁が透けて美しい。

子供の頃から「モノを作ること」が大好きだった私。どんなものでも「作ってみよう！」と身の回りにあるものはほとんど手作りだった。洋服や小物はもちろん、家具も食器もランプも父や母が作ったものを使っていたので「デザイナーになる」ことは自然なことだったように思う。将来、そんな自分の子供時代の工作や手芸を日仏の子供たちのために一冊の本にまとめてみたいと思っているので、いつもヒントを見つけると書き留めている。ニットをツギハギにコラージュしたこのタピストリーもその一つ。古いセーターで早速作ってみたくなる。