2013 May

Tokyo

 
 
 
友人宅に伺う時、プレゼントはオリジナルのラッピングが楽しい。大きな花束などを頂いた時の美しい大判の和紙を取っておいて、紙の彫刻のように自由に作る。子供の頃は封筒や便箋もオリジナルなものを作っていたけれど、さすがに今は時間がない。美しい紙を丁寧に伸ばして取っておく・・・、まるでおばあちゃんのような私。

 

Tokyo

 
 
 
6月にパリでお茶のイヴェントをするのでその準備のため、日本橋の榛原へ和紙を見に行く。祖母の愛用品だった手染め和紙の紙ばさみや、無地の美しい色はがき、さまざまな種類ののし紙など。懐かしい品々・・・。日本の和紙、その文様の美しさに感動する。

 

Tokyo

 
 
 
同じく準備のための、虎屋にてお干菓子を選ぶ。パリでも「TORAYA」のティー・サロンは大変な人気。フランス人が「GYOKURO」と「YOUKAN」を注文していたり・・・。美しい木型を拝見する。

 

Tokyo

 
 
 
野のハガキと香水瓶、野の花の力強い美しさと香水瓶の繊細なデザインの組み合わせはそれぞれに物語 りがあるよう。一枚一枚よりも、コラージュのようにした方が季節の移り変わりも感じられると思い、白い額装でポスターのように作って見る。真っ白いインテ リアにまるでお花畑が広がったようでで嬉しい。

 

HongKong

   
 
 
香港の出張は本当に「石一色」。ひたすら石を選ぶ。でも仕事とは別にこんな玉(ぎょく)の工芸品を 見るのはとても楽しい。台北の故宮博物館にある「翡翠の白菜」を思い出す。昔、中国のフランス租界だったリゾート北戴河に、母が幼少期を過ごした夏の家を 訪ねた時、こんな工芸品を売る店があった・・・。石の美しさと自然な色のグラデュエーションはまるで果物のよう。

 

Tokyo

 
 
 
お着物は揃っていても、和装小物は本当に難しい。特にパリで着る時は、ワインをこぼされたり汚れたりしても大騒ぎする事の無い様、濃い色味のものをチョイスする。美しい織文様と可愛らしい巾着型がとても気に入る。

 

Tokyo

 
 
 
同じく帯紐も濃い色味で、季節感のあるものを選ぶ。フランス人はすぐに触りたがるので・・・。それにしても和装はお着物以外の小物こそが大変!

 

Tokyo

   
 
 
ヒヤシンスの花の形は見れば見るほど造形的・・・。強い香りとその個性的な形はお花の中でも格別。さりげないお花が好きな私もこの強烈な香りについ惹かれてしまう。

 

Tokyo

   
 
 
友人のドクターからお手紙が届く。このメイルの時代にパリからこんな押し花のカードが届くとはなん と古風な!いつもマニアックな展覧会やアンティークのオークションに誘って下さるけれど、ご本人のコレクションもまた素晴らしく、お宅に伺うのもとても楽 しみ。私からは手漉き和紙の美しいカードでお返し。

 

Tokyo

 
 
 
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母校の幼稚園50周年記念の式典に参加する。同級生と「もう42年も友達なんだね・・・」としみじみ。壇上でお歌を歌う在園生のあまりの小ささと可愛らしさに感激する。頂いた記念品がとても美しく、大切な宝ものになった・・・。
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