2015 November
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ポルトガルに留学していた主人のゼミの生徒さんが帰国。パリでもずいぶんご一 緒しているので我が家の好みを熟知しているT君らしく、微発砲のポル トガル のワインとオリーブオイル、美しい陶器に入ったお塩とアーティザナルなオリー ブの石鹸。どれも凝っていて可愛らしく、一つ一つ心を込めて選 んで下さった 気持ちもとても嬉しい。 |
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爽やかな秋晴れの日曜日、クリスチャンだった母のために久しぶりに教会に行 く。故人は「神のもとに召される」と思うと気持ちも少し楽になる。教会 から のお花に秋らしいりんどうなどを合わせて、母らしく華やかな雰囲気のブーケを お供えする。 |
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ふいにお訪ねしたお宅で母の作品が飾られているのを見るのは本当に嬉しいも の。季節の暦に合わせて、四季折々のモチーフの額を飾って下さっている 事を 知り感激する。ライトアップできる小さなショウウィンドウのようなインテリア のアイディアもとても素敵。我が家にも欲しい・・・。 |
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パリに戻る乗り換えのアムステルダムのラウンジで見つけたこの雑誌。最近、 エール・フランスやKLMも機内誌の特集は「JAPON」や 「TOKYO」。ラウンジで待つ間も本当に沢山の人に話しかけられる。ビジネ スマンのおじ様方もシャンパンにあられ?皆さん本当に日本好 き・・・。 |
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パリに帰ってくるとバッグの中で「鍵束」が増える!ウィンドウ、シャッター、 搬出用ドア、ポスト・・・とブティックだけでコレだけの数、アパルト マンも 4つ、そして車の鍵。どれも大きくて原始的なギザギザ、日本の電子キーやカー ドキーとは程遠いぱりの鍵事情。日本では久しく見かけないので なんだかおも ちゃのよう。でもとても重い・・・。 |
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パレ・ロワイヤルの回廊の中にある資生堂サロン。フランスの知性、哲人、とも 言われるアーティスト、セルジュ・ルタンスデザインの香水「パルファ ム・セ ルジュ・ルタンス」。全て同じ形をしたボトルの中に希少なエッセンスを閉じ込 めたという。「贅沢な蜃気楼、内に秘めた宮殿のような世界。 数々の神話に彩 られ、現実の粋を越えて未知なる世界へとその輝きを放つ」・・・1980年か ら20年もの間、資生堂のイメージクリエーターであっ たセルジュ・ルタンス の濃厚な世界。 |
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いつもならボジョレー・ヌーボーの解禁日は冬の訪れを告げるお祭りなのだけれ ど、今年はテロ事件の直後とあってカフェも静か。皆ささやかにテロの 犠牲者 を偲びつつ味わう。アートディレクターの友人と打ち合わせの今晩、私達も静か にボジョレー・ヌーボーのグラスを。こんな普通の生活に感謝し つつ、教会の 聖餐式のような気持ちで味わう今年のボジョレー・ヌーボー。 |
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CREEDは大好きな香水のブランド。1760年、ジェームス・ヘンリー・ク リードによってロンドンで創設されて以来250年、香りのみを探求し 続けて きたフレグランスブランド。「LOVE IN WHITE」はその中でも最も好きな香り。 透明感や清涼感、爽やかでまろやかな香りが好きな私は昨今の「尖った」香りは 苦手・・・。ニナ・リッチの 「l'Air du Temps」は1948年以来のクラシッ クな香り。毎年100種類以上の香水が登場して消えていく中、やっぱり普遍的 なものが残って行くのかも知れない。 ボトルのデザインも奇をてらうことのな いおっとりしたデザイン。 |
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パリに居るとさすがに狩猟が盛んな国だけあって「剥製」が身近にあることに驚 く。狩猟の季節になるとハンティング・パーティーと称して週末に出か ける友 人も多い。お嬢様が最初に射止めた雉を剥製にしてインテリアになさっているD 家、このブティックもそんな顧客に支えられている。舞台や美術 館への貸し出 しも多いそうで、蚊一匹殺さないような可愛らしいマドモアゼルが、巨大なトラ の剥製を梱包していたりしていて、フランス女性の真髄を 見るような気がす る・・・。 |
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ヴェルサイユに住む友人から美しい切り紙細工のようなブックマークを頂く。 ヴェルサイユは宮殿や宮殿美術館やトリアノンはもちろんのこと、 Lambinet美術館など小さいながらに珠玉の美術館も素敵。圧倒的にゴー ジャスな街の雰囲気は、正に「自然をもデザインする」と豪語したルイ 14世 の思い通りなのかも知れない。全てが揺ぎ無い富と歴史に支えられた骨太なゴー ジャスさ・・・。ブックマークも金箔のようで額にでも入れた い。 |