2017 December
|
|
|||||||||
|
秋から冬にかけて友人のお宅でディナーを頂くとチーズの後は決まって胡桃やノ アゼット(ハシバミの実)。パチパチと割りながらデザートワインを頂 きつつ お喋りは続く。子供の頃、殻欲しさに父に割ってもらった胡桃の馥郁とした味が 忘れられず、パリに来て最初の冬に市場で胡桃を見つけたときに は感激した。 胡桃の殻はその造形が何とも可愛らしく、フェルトで小さなクマちゃんを作って お家にしていた。 |
|
||||||||||
12月に入るとスーパーもマルシェもクリスマスの食材で溢れる。チーズも普段 よりおめかししてそのままテーブルに出せる盛り合わせや、ギフトラッ ピング 済みで冷蔵ケースに並んでいる。MALOのフレッシュチーズをスーパーで見か けるのもこの時期ならでは。真っ白で濃厚、塩分のないクリーム のようなチー ズ。ナッツやドライフルーツをトッピングしてオードブルにもデザートにも。 |
|
||||||||||
フランスのクリスマスは「牡蠣とシャンパン」、さまざまなシャンパンメゾンの クリスマスバージョンのパッケージが並ぶ。12月の初旬、ディナーに お招き を受けるとやっぱり手土産はシャンパン。お気に入りのメゾンの珍しいパッケー ジを選ぶのも楽しい。それにしてもフランス人は本当にシャンパ ンが大好 き・・・。 |
|
||||||||||
パリの仕事も一段落、東京に戻る。乗り換えのKLMクラウンラウンジは相変わ らず拡張と一途、もはやラウンジと言うより巨大ロビー。新しいラウン ジの素 材見本や生地見本、新しい制服などがオブジェのように並べられたコーナー。建 築資材の見本市のようなディスプレイがマニアックで興味深い。 |
|
||||||||||
個展の直後にパリに帰ったので頂いたお花はドライフラワーにしてパリへ。帰宅 してみるとどのお花もなかなか美しく出来上がっていて、何とも芸術 的。母は 生のお花よりドライフラワーの方が好きで、様々に組み合わせたドライフラワー のブーケやリースを作っていた。お気に入りの花瓶に活けたド ライフラワーの コーナー、不思議な色合いがアンリ・ルソーの絵のよう。 |
|
||||||||||
ようやく個展も終わり私のスキーシーズンが始まる。スキーのチューンナップは もちろん、ウェアやブーツ、ヘルメットやゴーグルも点検してお手入れ する。 早くゲレンデに立ちたいもの。 |
|
||||||||||
我が家の苔玉も元気に冬を迎える。母が残したクリスマスケーキに飾る木製のサ ンタに針金を付けた自家製オブジェを立てて、苔玉もすっかりクリスマ スバー ジョンに。 |
|
||||||||||
ディスプレイの専門店で見つけた巨大リース、ポインセチアの造花を絡めて階段 の吹き抜けに飾る。お気に入りのトナカイのぬいぐるみを座らせ て・・・。よ うやく我が家もクリスマスが始まる。 |
甘いモノ、特にチョコレートは苦手な私。美しいフレッシュフルーツの盛り合わ せは嬉しいお手土産。ゴールドのプレートに載せるとまるでリースのよ う。フ ルーツのみずみずしい美しい色はジュエリーを思わせる。 |
|
||||||||||
いよいよクリスマスイヴ、母のコーナーに香水瓶が浮き上がるようなデコレー ション。光が変わるごとに香水瓶が一つずつ照らされて美しい光を放つ。 きっ と天国で喜んでくれているはず・・・。 |
|
||||||||||
主人のゼミのクリスマスパーティー、今年は土曜日とあって卒業生も大勢集まり 懐かしい再会も嬉しい。皆さん我が家の好みを良くご存知で「ドライフ ルーツ とナッツ」・・・。美しい絵画のようにパッケージされたマンゴーやパパイヤ、 中近東の干し葡萄や見たことのないドライフルーツ。チーズに トッピングした りヨーグルトに入れて頂くのがお気に入り。 |
|
||||||||||
クリスマスのイヴェントが続き少し疲れ気味・・・、久しぶりに我が家で静かに 過ごす。クリスマス用、お正月用と食器のお手入れも楽しく、懐かしい ジアン のミニプレートを発見。早速パルメザン風味のビスキュイを載せてワインのお供 に。 |
|
||||||||||
mono
index |
年末になると海外に住んでいる同級生が続々帰国、懐かしい顔に会える嬉しいラ ンチやディナーが続く。皆さんそれぞれにその国のお土産を持って集ま るの で、私はフランスらしくアーモンドのお菓子、カリソンやラデュレのボンボン を。毎回頂くお土産が楽しくて、子供の頃プレゼント交換をしたクリ スマス会 を思い出す。その頃からの友人が今は世界各地で暮らし、こうして帰国の度に集 まる・・・。長い友情とお互いの存在に感謝する年末。 |