2019 January

 

   
 
 
今年の干支は「己亥」、つちのとい。十二支では「亥」、いのしし。干支と十二 支は違い、干支は十二支と十干を組み合わせた60で一周する数え方。 更に日 本では西暦と和暦を使い元号もある・・・、フランス人に説明すると本当に驚 く。母の作品の中から「亥」を選ぶ。難しいモチーフを母らしく ユーモラスに 図案化、今年も穏かな一年でありますように。

 

 

   
 
 
お正月はお節やお雑煮が続きそろそろ洋のモノが恋しい。 八ヶ岳からいらした父ノ研究室の卒業生、I氏のご家族も同じく・・・。軽井沢のりんごで作ったアップルパイ、 サクサクのパイにしっとりした大ぶりのりんごがとても美味しい。

 

 

   
 
 
小学生のお嬢様は今カードゲーム、UNOに夢中とか。このIT時代に私 が学生の頃に流行っていたUNOが今も健在と知って驚く。忘れていた ルール を少しずつ思い出し皆でゲームをするクラシックなお正月。

 

 

   
 
 
子供の頃から軽井沢に来たら作っていた楽焼、久しぶりにゆっくり絵付けなどし てとても楽しい。友人のお嬢様と私の作品は白地にカラフルな色で円と 角、小 学生とは思えない構図力と集中力に驚く。出来上がったマグを片手に弾ける笑顔 が可愛らしい!

 

 

   
 
 
お正月も終わりさまざまに使った食器を片ずける。普段は使わない大皿や漆器、 欠けや塗りの剥げを確認しながら布に包み箱に戻す。母のお正月料理を 思い出 しつつ一つ一つ丁寧に・・・。快晴に恵まれた三が日、明日はもう仕事始め。

 

 

 
 
 
素晴らしい南天の生枝を頂く。「難を転じる」という意味があり縁起の良い木と される南天、赤い色には厄除けの力があると昔から信じられていること もあっ てお正月には欠かせない生花。実際に南天の実には殺菌効果があるという化学的 根拠もあると知り驚く。大きく美しい枝ぶり、早速祖父の形見の 壷に活ける。

 

 

   
 
 
お祖父様の代からお世話になっている楽焼のお店。お母様の作る天然のジャムは 美味しいことはもちろん、どれも芸術的。小さな無花果のコンポート、 とろり とした果肉とプチプチした種の食感も楽しい。ふっくら艶やかに仕上がっていて 頂くのが惜しいくらい。

 

 

 
 
 
エスモード東京校の講演会も無事終了、ボジョレーヌーボー・ラベルコンテスト の優秀作品をプレゼントに頂く。学生の頃から市場に出回る「商品」に関 わる体 験が出来ることは素晴らしく、プロとしてその商品を扱って下さるレストランの 方々に対応することは生きた教育。デザインした学生さんからの カードも添え られていて感激する。

 

 

   
 
 
すっかりお酒をやめてしまった私、最近のマイブームはノンアルコールドリン ク。ノンアルコールのビールはポピュラーだけれど、ワインや梅酒、日本 酒ま であることにに驚く。 モデルさん達がワイン代わりに飲んでいるポリフェノールたっぷりのグレープ ジュースもなかなか美味しい。

 

 

   
 
 
鏡開きの今日、本来はお供えした鏡餅を下げてお汁粉やお雑煮にして頂くのだけ れど、我が家はお正月に飾った母の作品をしまう日。干支の作品と違っ て毎年 飾ることが出来るこの羽子板、モチーフのデザインが母らしく大好きな作品。

 

 

   
 
 
鏡開きの日にお正月の飾り物を片ずけるのも毎年の事、母が残してくれた干支の 土人形、今年は「己亥」。猪突猛進・・・というよりゆったり穏かに歩 みを進 めたいもの。

 

 

 
 
我が家の近くに幼稚園からの友人の和菓子屋さんを発見。パリに30年以上住ん で居ながらチョコレートやクッキーより和菓子の方が好きな私。固いも のや味 の濃いものが基本的に苦手なのでカステラのような「柔らかくて味の薄いモノ」 はほっとするお菓子。36年ぶりの再会だというのにまるで昨日 まで一緒に居 たかのような他愛ないお喋りも和む。

 

 

 
 
 
父の研究室の卒業生I氏のお嬢様から可愛らしいパンダのどら焼きを頂く。モノ トーンの動物、と言うだけでも興味深いけれど、赤ちゃんの時は模様が ないの に白と黒に分けて毛が生えてくる不思議。グラフィカルにも面白いパンダ、どら 焼きの焼き印もユーモラスで可愛らしい。

 

 

   
 
 
慌しい事務所のランチもきちんと頂きたい。朝のうちに下ごしらえをしておけば トッピング次第でヴォリュームもアップ。彩りも可愛らしい赤カブの赤 い色素 はポリフェノール、 薬膳では「食べる薬」と言われるキャベツと一緒に軽くマリネしておく。

 

 

   
 
 
父が退官して以来久しぶりに訪れた芸大、建築家のヘネガン教授のご案内で懐か しい構内をお散歩。修復の研究室に掛かる木彫の「高橋由一の鮭」、良 く見る と細工も細かく大変な力作。

 

 

 
 
 
甘いものをほとんど頂かない私に果物は一番嬉しいプレゼント。ヨーロッパの野 趣溢れる不揃いなイチゴも美味しいけれど、日本らしく小さな粒の揃っ たイチ ゴはやはり可愛らしい。旬の金柑はそのまま頂いても、お料理に使っても素敵な アクセントに。みかんとも違う個性的な味がとても好き。

 

 

   
 
 
mono index 友人から秩父のお土産、胡桃味噌と秩父菜を頂く。大粒の胡桃に甘味噌、お肉料 理に載せても美味しそう。薄味のお漬物は朝食のお供 に・・・。さす が同級生、甘いモノをほとんど頂かない私を良くご存知で嬉しいお土産。祖母の 残したお気に入りの蓋ものに入れてテーブルへ。渋い色合いが何とも素敵。 page top

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