2019 August

 

 
 
8月に入ると暑さもあり事務所は少しのんびりモードに。忙しさにかまけて普段できない細々とした整理も毎夏の仕事。長い間お渡ししそびれていたプレゼントをようやくラッピング、こんな時のために取っておいた空き箱にコラージュするおばあちゃんのような私。喜んで下さる笑顔を想いさまざまに工夫するのも楽しい時間。

 

 

 
 
パリでご一緒した主人のゼミの学生さんから頂いたアイシャドウ、細かい粒子のしっとりしたパール感が秀逸で既に愛用の品に。すっかり頼りにしているT嬢からメイク用品の写真を見せて頂く。圧巻のアイテム数もスゴイけれど、丁寧にお手入れされてきちんと整理されている素晴らしさ。豊富なカラーバリエーションも色別にグラデーション、全てがマストアイテムのベストコスメ。その時々を「きちんと丁寧に楽しむ」彼女らしい写真に感動する。

 

 

 
 
 
街を歩くと既に気分は「TOKYO2020」、オリンピックイヤーの来年に向けて街全体が走り出している。至る所にポスターはもちろん、特設のポップアップショップが出来て早くもグッズの販売がスタート。企業のノベルティもオリンピック関連のモノが増えオリンピック気分が少しずつ盛り上がって来る。

 

 

 
 
今年は昨年ほど暑くない夏、軽井沢も過ごしやすい。昨年はあまりの暑さに枯れてしまった野の草花も今年は元気にそれぞれの花や実をつける。自然の作り出す形の美しさと不思議さ、季節ごとに咲く花々の色のグラデーション・・・、久しぶりにゆっくり野の花を愛でる。

 

 

 
 
8月はお誕生日もあり毎年さまざまにリセットの月、ワードローブのチェックや溜まっていた「お裁縫」にいそしむ。10歳のお誕生日に贈られたお裁縫箱はもう43年もの愛用の品、ボタンや糸、細々した道具を整理する。昭和51年・・・、どこかに必ずその日付けが記してあるのも我が家流。

 

 

 
 
 
パリに長く住んでいるとヨーロッパ内の旅は週末のプチヴァカンスでも十分、年末年始のような長いヴァカンスはやはりアジアで過ごしたい。初めて訪れたヴェトナムでその魅力に目覚め、以降アジア諸国を歴訪することになる。旅先で見つけたさまざまな手工芸品を少しずつ整理するのも夏休みのお楽しみ、ヴェトナムの美しい手刺繍の絵には竹のような素材の額がぴったり。

 

 

 
 
 
新婚の頃に訪れたアメリカのサンタフェ。アルバカーキ―からインディアンの居住地であったタオス・プエブロで見つけたインディアン・クラフトのネックレス、荒々しく削られた動物や鳥などプリミティブな形が可愛らしい。土のお人形やトウモロコシの皮で編んだカゴなど、素朴な手工芸品を思い出す。石の美しさが良く見えるように高さのあるボックス型の額にセッティング。

 

 

 
 
1900年生まれの祖父がフランスに留学していた1929年、おしゃれだった祖父が聞かせてくれるパリの話は子供の私にとってはおとぎ話のようだった。祖母へのプレゼントだったDIORのスカーフはヴィンテージを超えてファミリー・ヒストリーの大切なアイコン。祖母が亡くなるまで愛用していた2枚のスカーフ、丁寧にアイロンをかけながら祖父母を想う素敵な時間。

 

 

 
 
 
初詣に行った神社で頂いた小さなお飾り、あまりにも小さく飾る機会がない。美しい細工の可愛らしいその姿はしまっておくには惜しいとお正月用のブローチに。真っ赤な袱紗に載せてしばしお正月気分、外は灼熱の暑さ・・・。

 

 

 
 
お盆が近くなり友人達も次々と軽井沢へ、最近は渋滞がひどくこの時期は車が使えない。いつも素敵なランチにお招き下さるH先生のご家族にお庭のミントでブーケを作る。フレッシュなハーブティーにしてもデザートに添えても・・・。母が植えたペパーミント、爽やかな香りに思い出が蘇る。

 

 

   
 
 
今年もお誕生日は軽井沢で、主人のゼミ生皆さんが集まり久しぶりにお庭でバーベキュー。お天気にも恵まれ木漏れ日の中お喋りは尽きない。皆さんから手作りのバースデープレゼントの額、小さな封筒を一つひとつ開ける楽しみ、それぞれのお手紙を読む楽しみ・・・。そのアイディアと心の篭った贈り物に感激する。

 

 

 
 
引き続きゼミの皆さんと軽井沢の定番、楽焼にご緒する。私はシリーズで作っているキューブのモチーフ、K嬢は可愛らしい小さなお花を描く。出来上がりを待つ間、旧道をそぞろ歩くのも楽しい。

 

 

 
 
 
旧道にある老舗の「フランス・ベーカリー」、なぜがフレンチではなくフランス・ベーカリーと呼ぶ不思議・・・。毎年の事ながらささやかなお祝いに、と焼き立てのバゲットを頂く。バゲット用の細長いペーパーバッグに可愛らしいエッフェル塔のマーク、私にとっては正に軽井沢のパリと呼ぶ素敵なパン屋さん。

 

 

 
 
 
東京に戻るとまだまだ暑くひたすらアトリエの片付けにいそしむ。シルバー製品をまとめて一気にお手入れする日、額縁やカトラリーなど懐かしい品々を磨く。中学の頃、アメリカに住んでいた同級生から贈られたジュエリーボックス。既にジェリーデザイナーの夢を語っていたのだろうか?そんなお手紙を箱の中に見つけ感激する。きっと母が取っておいてくれたに違いない・・・。

 

 

 
 
 
もう30年以上、乗り続けているフリークエンス・フライヤーのエールフランス。顔なじみのクルーの皆さんも多く機内での再会も楽しい。グッズ歴も長くなり今では珍しい昔のエールフランス・グッズ、「まだ持っているの?」と相変わらず物持ちの良い私、素敵な旅の思い出。

 

 

   
 
 
軽井沢の夏もそろそろ終わりに近くなりお客様が続く。「和と洋」、2パターンのお茶セットがテーブルにスタンバイ、お客様に応じてお出しする。最近は友人達もすっかり「和」のパターン、和菓子が美味しい年頃になったのかも知れない。

 

 

 
 
 
子供の頃、夏休みは工作と手芸に明け暮れとにかく忙しかった。作りたいものが多すぎて「工程表」を作って幾つもの作業を同時に進める・・・、大変な工作キッズだった。友人のご家族がご来訪、大人たちがサロンでお話している間にお嬢様と私はギャラリーでヘアーアクセサリーを作る。小さな可愛らしい手は実に器用でアイディアもいっぱい!楽しい夏の思い出作り。

 

 

 
 
 
mono index あっという間に今年の夏も終わり・・・、いつでも会えると思っているうちにそろそろ東京へ帰る日が近ずく。ようやく友人とランチの約束、お宅で一緒にお喋りしながらお料理する。そんな時にぴったりなこのアメリカのお鍋、材料を入れたら蓋をしてセット、お野菜の水分で自然にスチームクック。ハーブの香り豊かなポトフのようなスープが出来上がる。 page top

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