2020 April

 

 
 
 
いよいよ新年度が始まり気持ちも新たに・・・、と思いたいところだけれど今年は新型コロナウィルスの感染拡大で自粛の日々。我が家の近くにある桜の名所で静かに桜を愛でる朝、可愛らしい小さな枝を拾い持ち帰る。友人が作ったお気に入りの花器に活けるとテーブルにも春が来たよう。

 

 

 
 
 
スキーシーズンもそろそろ終わり、軽井沢から少し足を延ばし浅間2000スキー場へ。標高が高いせいかまだまだ
雪質も良く大満足の滑り収め。アメリカの有名なスキー場「VAIL」を思い出すようなシンプルなロッジには素晴らしいカモシカの剥製。我が家のインテリアにもいつかこんな剥製が欲しい。

 

 

   
 
 
美しい生菓子から大福やわらび餅など和のスィーツはバリエーションも豊富で楽しい。「寿甘、素甘」と聞いてピンとくる人が少ないほどマイナーな駄菓子のような和菓子「すあま」。味の薄い柔らかいモノ、が好きな私は子供の頃からこのすあまが大好き。もちもちの食感と控えめな甘さがあとを引く美味しさ。

 

 

   
 
 
忙しく移動しつつ仕事をしている日常で季節感を味わう余裕もなく日々が過ぎて行く。外出自粛で打ち合わせも次々キャンセルになりひたすらアトリエと事務所、おやつに頂く和のスィーツに季節を感じる。定番の桜餅やおぼろ月の生菓子、抹茶をまぶした新緑のようなわらび餅、どれも繊細で可愛らしい。

 

 

   
 
 
イースターのお休みが終わるとようやく春が来るパリ、郊外に少し車を走らせると一面の菜の花畑が広がり黄色いカーペットのような美しい光景が続く。今年はそんな景色も見られないので母の作品から「菜の花」と「散りゆく桜」をサロンに飾る。忙しい毎日でも移り行く季節を愛でる気持ちを大切に・・・、母の声が聞こえて来そう。

 

 

 
 
 
友人と会う事もままならない中、素敵なお菓子が届く。真っ白な雪の玉のようなアーモンドペーストのボンボン、美しい和紙に包まれ落雁のような繊細さ。早速ミルクティーを入れてアトリエのおやつに頂く。アーモンドのお菓子が大好きな私には嬉しいプレゼント。

 

 

 
 
新型コロナウィルスの感染拡大の影響でレストランや料亭は軒並み臨時休業、旬の高級食材が次々にマーケットに出回る。その支度が大変そう、と毎年尻込みしていた筍に今年はトライしてみることに。まだ土が付いた掘ったばかりの筍、皮を剥くと何とも言えない瑞々しい香りと土の匂い、旬のモノを頂く楽しさを実感。

 

 

 
 
 
今年のイースターは新型コロナウィルスの影響で教会に集うことが出来ない、世界中で初めての復活祭。せめてイースターグッズを飾り静かにお祝いしたい。友人の日本画家の作品「イースターイコン」は日本画の画法で描かれた美しいイコン、鮮やかな金箔と深い色の顔料が美しいコントラスト。早速友人に写真を送り旧交を温める。

 

 

 
 
アメリカに住んで居た子供の頃、母と作った「パッチワーク・エッグ」。ストローで中身を出した卵の殻にパッチワークのように色紙を張りラッカーで仕上げる、作った時のことは今でも鮮明に覚えているけれど一体どうやってこの壊れやすい卵をアメリカから持って帰ったのだろう?私の作品はどんなにに小さなものでも大切に保管していてくれた母、懐かしい本のページを捲りつつ温かな気持ちになるイースターの朝。

 

 

 
 
 
母の物持ちの良さとマメさにはいつも驚かされていたけれど、手作りのイースターエッグを集めて撮影したオリジナルのイースターカード。パリはクリスマス同様一斉にヴァカンスになるこの時期、ポストに届く母からの手紙がとても嬉しかったことを思い出す。

 

 

 
 
2月になると母のキッチンには瑞々しい甘い香りが溢れ、種を取った金柑がホーローの大鍋に・・・、我が家にとっては季節の風物詩のような金柑。友人達にせっせと送っていた手作りのジャム、水飴を掛けたような艶と鮮やかな色、独特のあま酸っぱさと香りが大好きだった。そんな思い出の金柑、リキュールグラスに入れて料亭のデザートのように大切に頂く。それにしても美しい色と香り・・・、果物の宝石のよう。

 

 

 
 
友人から手作りのお漬物を頂く。お料理も洋裁もプロはだし、個性的なおしゃれが素敵な友人のこと・・・、期待を裏切らない素晴らしいたくあん。大根を干すところから始り塩加減も絶妙、日本の食文化の奥深さを感じ入る珠玉の逸品。その美しさに高橋由一の日本画「鮭」を思い出す。

 

 

 
 
我が家の定番、チーズプレートもそろそろ底を尽き・・・。イタリア産のパルミジャーノとフランス産のポン・レヴェック、オブジェのようなチーズにドライフルーツとナッツを散りばめて。味わうほどに奥の深い濃厚なチーズの芳香にパリを想う。

 

 

 
 
 
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母の愛用品だったアルフィの魔法瓶。1914年創立の魔法瓶ブランド、ジュペールという名前のこのタイプは1918
年の誕生というからもう100歳。洗練された造形美と機能性、クラシカルでありながら限りなくモダンなそのデザイン・・・。子供の頃、我が家ではなぜか「西ドイツ」と呼ばれていたこのポットがそんな名品であったと知り驚く。
外出自粛の今、テラスのティータイムに大活躍。
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