2020 September

 

 
 
 
パリからの荷物を少しずつ解く。アトリエに並んだ新しいディスプレー用品、プチプチにくるまれた姿はクリストの「包むアート」のよう?

 

 

   
 
 
友人へのお土産をフランスの新聞で包み金の細いリボンを結ぶ。パリのマルシェの香りをお届けするプチギフト、喜んで下さるお顔を想いつつラッピングする楽しい時間。

 

 

   
 
 

某建設会社の社長様に頂くお野菜はいつもとびきり新鮮。趣味の家庭菜園の域をとうに超えてもはや大収穫の時期、ピーマンや獅子唐、万願寺唐辛子にキュウリやトマト。瑞々しい匂いと弾けるような手触り、美しい色はまるでブーケのよう。

 

 

   
 
 
母の友人から素敵な小包みが届く。母が大好きだったラベンダーのドライフラワーやクッキーなどお心篭りの詰め合わせ、早速エスプレッソを入れて大切にしていた蜂の絵柄のデミタスカップをお供に頂く。可愛らしい切り株の形のクッキー、ピーターラビットに出て来る森のお菓子屋さんを思い出す。

 

 

   
 
 
友人から頂いた美しい絵画のような葡萄。種の無い新しい品種とのこと、巨峰のような味わいで種が無い?何とも不思議な葡萄。はちきれそうな粒を枝からもいで頂く、野趣あふれる秋の味覚。

 

 

   
 
 
コロナ以降パリでも握手はおろかご挨拶のハグなどとんでもない。香水の香りでその人を思い出す、そんな素敵なシーンも当分はおあずけ。クローゼットで静かに出番を待っている香水たち、コロナが終息して華やかな香りに包まれる日が早く訪れますように・・・。

 

 

 
 
 
コロナによる外出自粛以来、趣味の家庭菜園を始めた友人も多く私も見習いたいと・・・。手作りの野菜の美味しさや採れたてを味わう贅沢、小さなバスケットで野菜カゴを作ってお裾分けするのも楽しい。

 

 

 
 
 
軽井沢の帰りに立ち寄る藤岡のパーキングエリアでいつも楽しみにしている蘭のスタンド。地元の皆さんが丹精込めて育てたさまざまな種類の蘭、小さな可愛らしいスミレのような蘭から丈の揃った立派な胡蝶蘭までその種類の多さにも驚く。ベルベットのような花弁と複雑な花の構成、生花とは思えない不思議な形はまるでつくりモノのよう。

 

 

 
 
久しぶりに銀座をそぞろ歩く週末の朝。1891年創業の書店、教文館はキリスト教の書籍を扱う老舗。チェコ人の建築家アントニン・レーモンドの設計によるビルの中には書籍の他にも絵本やギフトを扱うショップやカフェもある。キリスト教にまつわるさまざまな小物やアクセサリーも可愛らしく、パリのサンジェルマンにあるメダルの老舗「Arthus Bertrand」のモノと知って驚く。

 

 

   
 
 
懐かしいボトルが並ぶ母の香水の引き出しを開ける。1988年に私がパリに到着した頃、パリではちょっとしたブームだったダリの香水。独特なフォルムのボトルと強烈な香りはさすがに香水好きのフランス人も「飾っておくだけ」と。私が贈ったミニチュアのダリ、母が大切にしてくれていたことを知りそっと蓋を開けてみる。

 

 

 
 
今年は本当に雨ばかりの軽井沢、久しぶりの快晴に草花たちも嬉しそう。緑濃い森に咲く真っ白な小菊、くっきりしたオレンジの花弁が印象的な節黒仙翁(フシグロセンノウ)や鮮やかな紫のトリカブト。高山植物はどれも個性的で美しく、季節の移ろいを感じつつ森を散歩する。

 

 

 
 
祖母から母へ、そして私が受け継いだ古い豆皿。小さなお皿ひとつ一つに広がる物語りの絵付け、小宇宙のような豆皿はその昔お膳の中に「お清めの塩」を盛るための小皿で「手塩皿」と呼ばれていたそう。スタンドに並べてインテリアとしても美しい。

 

 

 
 
 
 
 
萩焼きや薩摩切子のぐい呑みは母のコレクションから。ぽってりとした触感と淡い釉薬の艶が美しい萩焼きと、ひんやりとした触感のキラキラ光る薩摩切子、熱燗と冷やで使い分けるのも素敵。お酒を呑まない私はお花を活けたり、少し贅沢な薬味皿としてもテーブルの華やかなアクセントに。

 

 

   
 
 
祖父が大好きだった象牙も今ではワシントン条約で取引きは規制され、アクセサリーとしても見かけることは少ない。中国の職人技とも言える美しい文字や絵が彫られた象牙のペンダントトップ、本のように開くと中にはさらに精密な仏教画が・・・。祖父の思い出として大切に箱にしまう。

 

 

   
 
 
真っ白な壁にシルバーのグリッド・・・、雑貨屋さんの蚤の市で私のパリのブティックをそのままグラスにしたようなガラスのコップを発見。並べて見るとグリッドが連続して現代アートのオブジェのよう、お花を活けてもミルクを入れても美しい素敵なグラス。

 

 

   
 
 
mono index 子供の頃からスキーばかりしていた私、シーズン中はほとんどスキー場で過ごしていた学生時代。我が家にとってはファミリーの文化でもあるスキーの原点とも言えるこの本、マニアックな敬老の日のプレゼントに。 page top

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