2022April

 

   
 
 
いよいよ4月、新年度が始まる。卒業式に頂いた花束から間引いたクロッカスの蕾がようやく開き、真っ白な花びらから濃厚な香りがサロンに広がる。

 

 

 
 
相田化学工業のシルバークレーは写真の現像液に含まれる銀を抽出して作られるエコ素材。20年ほど前に作らせて頂いた数々の銀製品はどれも「彫金」では出来ない、粘土状の銀だからこそできる面白い仕上がり。本に載せる作品を選ぶはずがすっかり見入ってしまう。

 

 

   
 
 
某建設会社の社長夫人から山の花を描いたハンカチを頂く。モチーフは山リンドウ、添えられている詞のような言葉も温かく素敵な贈り物に感激する。

 

 

 
 
 
コロナ禍の東京ーパリ往復は運行カレンダーの関係でJALに乗っていたので、エールフランスから届いた新しいラゲージタグがとても嬉しい。パリー東京間を毎月のように移動していた若い頃、プラチナFOR LIFEのステータスも今や宝物。

 

 

   
 
 
谷崎潤一郎の陰影礼賛に出て来そうな「海苔と醤油と白米」、日本人に生まれて良かったとしみじみ味わう。粋でシンプルな朝食に欠かせない海苔、各地の珍しい海苔を頂くのも嬉しい。

 

 

 
 
 
今年も快晴に恵まれた主人のお誕生日、ゼミの学生さんにお祝いして頂く。手作りとは思えない、プロダクトデザイン製品のような「バースデーカードセット」に皆さんからのメッセージが並ぶ。私からはヴィンテージのスキーのピンバッジをプレゼント。

 

 

 
 
 
お祝いに頂いたランタンは我が家のテラスライフにぴったり、USBで充電ができ調光ダイヤルで光の色も変えられる。ミニマルなパッケージデザインも素敵、この夏の愛用品になりそう。

 

 

 
 
今年のイースター(復活祭)は4月17日と例年より少し遅め。パリで母と一緒に選んだイースターエッグは張り子で出来た小物入れ、小さな木製の卵には可愛らしいウサギの絵。生命の始まりや復活の象徴である卵と、多産であることから子孫繁栄を象徴するウサギがイースターのシンボル。春らしいコットンのテーブルセンターは友人の作品。

 

 

 
 
 
子供の頃、父のプレゼントの工作の本を見ながら作ったイースターエッグ。作りたいばかりに一生懸命辞書を引いて翻訳した懐かしい思い出、アメリカから帰る時に割れずに持ち帰ってくれた母に今更ながら感謝する。

 

 

 
 
30回目の結婚記念日も仕事で大忙し。友人から届いた可愛らしい蜂蜜セットはタブレット状のハニードーズやナッツの蜂蜜漬け、そして素敵なメッセージカードに感激する。深夜にシャンパンを開ける約束までもうひと頑張り。

 

 

 
 
 
結婚30周年は「真珠婚」、一粒の真珠が清々しいイングは母の形見。主人のお誕生日と結婚記念日が続く4月、忙しかった30年前の日々を思い出す。

 

 

 
 
 
そろそろメガネが必要になり祖母が使っていたフレームにレンズを入れる。掛けてみると祖母にそっくり、編んでもらった靴下は今も大切な宝物。

 

 

 
 
 
母が好きだったルイ・ヴィトンの小物、一つ一つ丁寧にお手入れ。旅をテーマにした展覧会も素晴らしく、図録を見ながらルイ・ヴィトンの歴史に思いを馳せる。

 

 

 
 
日本で初めてフランスパンを売り出した関口パン。今も焼きあがるとあっという間に売り切れる伝説のお店。バターたっぷりのクロワッサンも美味しく、パリのパン屋さんの様にカゴいっぱいに並ぶ。サクサクのカレーパンも密なお気に入り。

 

 

 
 
緊急事態宣言中は唯一の外出だった公園、忙しくて草花に春の訪れを感じることなどなかったけれど。朝のランニングはコロナ禍に始めた素敵なルーティン、早朝の公園で可愛らしい花々に癒される。

 

 

   
 
 
金沢のお土産に頂いたお豆のお菓子。繭を象った可愛らしいパッケージの中に味噌味のお豆、美味しい日本茶を入れて風流なおやつタイム。

 

 

 
 
 
文化庁長官をお務めになった作家、宮田亮平先生の作品「シュプリンゲン」は波に戯れるイルカの躍動感が重厚なオブジェ。大切に磨き美しい題字の桐箱に収める。

 

 

 
 
 
母が残した物をまた少し整理する。大好きだった虎屋の雛折は毎年違うお雛様の図柄も楽しく、そのコレクションは絵巻物のよう。母の作品のテレホンカードは災害時のお守りに。

 

 

   
 
 
mono index 自作の陶芸作品も母らしく個性的。子供の頃、果物を盛っていた懐かしい陶器や牡蠣をイメージしたという作品。オブジェの様な不思議な形はオリジナリティ溢れる母そのもの。 page top

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