2022October
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10月に入ると我が家では既にスキーの準備が始まる。今年は暖かく夏のようなテラスでスキーのチューンナップ、TOKOのケースから様々な道具を取りだす。子供の頃は魔法の箱、と呼んでいた懐かしいワックスボックス。 |
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母の作品をまた少し整理する。額装を箱から出しモチーフとタイトルを照合しインデックスシールを作るため写真を撮る。細やかな細工とタイトルのユニークさが母らしくひとしきり思い出に浸る。 |
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オミナエシと言う花の名前は漢字で「女郎花」と書くそうで、美人を圧倒するほど美しいという意味でこの名がついたとか。対をなすオトコエシは「男郎花」、花の名前は難しく珍しい花を見つけては図鑑を開く軽井沢ならではの時間。 |
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母がコレクションしていた風呂敷、祖母の桐箪笥の引き出しいっぱいに並べられた風呂敷は色も柄も様々。一枚一枚がちりめんに込められた物語りであり絵画の様。丁寧にアイロンをかけモチーフごとに整理する。 |
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母がパリに行く時にあつらえてくれた薄紅色と若草色の袱紗のような風呂敷、金糸で刺繍された「MOMI」のネーム入りも嬉しく大切な宝物。 |
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子供の頃の愛読書、ピーターラビットシリーズの一冊「リスのナトキン」。切り株の上で松ぼっくりとどんぐりでボーリングをする姿が可愛らしく、大きな切り株を見つけるといつも真似をして遊んでいた。軽井沢でも最近は珍しいリス、大きなしっぽを広げて走る姿にナトキンを想う。 |
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庭菜園で出来た手作りのピーマンやプチトマト、色も形も様々で味も甘かったり酸っぱかったり。バスケットや箱に詰めて友人にプレゼントするのも楽しい。 |
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ヨーロッパから戻ると留守を守ってくれる元所員のY君に恒例のお土産、今回は建築家アドルフ・ロースの巻き尺。いつぞやコルビジェ展で頂いた「コルビジェチョコレート」の箱にディスプレイ、建築家コンビのレアなプレゼント。 |
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プラチナジュビリーを終えたばかりだったイギリスのクイーン・エリザベス2世、ご逝去の報道に世界中が驚き悲しみに包まれた。ロンドンから帰国した友人のお土産はエリザベス女王を偲ぶマークの入ったエコバッグ、お洒落な作りと可愛らしいサイズがお気に入り。 |
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母ゆかりの品を国際文化会館のクッキーの箱に額装の様にディスプレイ、友人にプレゼントする。両親が結婚式を挙げた国際文化会館、子供の頃は宝物入れにしていたクッキーの箱、お仲人のお嬢様は今も友人・・・、こんな繋がりを大切にしたい。 |
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3年ぶりに海外から友人が来日する今月、我が家にお招きする機会も多く久しぶりに和食器を総点検。結婚式を挙げた日枝神社で頂いた記念の盃でおもてなし、日本酒用のおちょこは籠に入れてそれぞれ好きなモノを選んで頂く。 |
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母が作った数々のにほひ袋。その可愛らし色と形は着物の防虫に桐の箱に入れておくのは勿体なく、益子焼きの大皿に並べてインテリアに。ほのかな香りはルームフレグランスにもぴったり。ほのかな香りは集めていた虎屋の雛折に入れても素敵。 |
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母が残した手編みのカーディガン、90歳になる母の親友にぜひ着て頂きたいと心を込めてラッピング。リボンをかけ美しいその方を想いカードを書く。外地から終戦を機に帰国した二人の熱い友情に思いを馳せる。 |
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主人の実家からお庭で出来た柿とみかんが届く。今年は豊作のようで艶々した大ぶりの柿や大小さまざまな大きさのみかんも可愛らしい。カゴに盛ると爽やかな柑橘系の香りが広がり素敵なインテリアに。 |
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母が大切にしていたヴィンテージの羽子板、私にはその価値が解らないので専門店に見て頂く。日本人形学会のメンバーである店主の博識に驚かされつつ、人形の世界の奥深さを知る。所狭しと雛道具が並ぶ店内はまるで映画のセットのよう。 |
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風呂敷はちりめんの絵画のようで季節や行事によって柄を選ぶのも楽しい。富士山の画家、林武氏や片岡珠子氏の作品は桐箱に入れて大切に保管する。玉手箱のような宝物。 |
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母チェコ大使館のレセプションはワインの他にピルスナービールの大きな樽、さすがビール大国のチェコ。ピルスナーは1842年にチェコのプルゼン市で誕生した世界初のラガービール、世界中で飲まれるビールの7割を占めるというのも驚く。 |
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母が残した大正時代の雛道具、精巧に作られたミニチュアの漆器が桐箱にきっちりと収まっている。入れ子式になっているので全てを並べるとその数に驚き、お道具一つひとつに願いが篭っていると言う。豪華絢爛な大正時代のお雛様、贅を尽くした女の子のお祭り。 |
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