Expo November2006

Tokyo

 
 
 
オゾンに栄久庵憲司さんの「道具寺道具村建立縁起展」を見に行く。
栄久庵憲司さんは母の古い友人。キッコーマンのお醤油入れが栄久庵さんのデザインだと知って 世界中どこに行っても「違う文字バージョン」に目が行ってしまう。
「道具」、ものずくりに携わる人なら必ず使うモノ、技術を支えてくれるもの、そして生活を豊かにしてくれるもの。様々な分野のデザインとその技術を支えてきた道具達・・・。「道具千手観音像」は圧巻!

 

Tokyo

 
 
珍しくこの時期に東京に居るので、東京デザイナーズウィークを覗きに行く。
それにしてもスゴイ人・・・。デザイン、って本当にそんなに大切かしら?と思う最近。
かなり食傷気味ではあるけれど友人のブースを廻ってひとしきりお喋り。
私にとって大切なのは目先の「モノ」のデザインより、「豊かな人生」をデザインすること?
友人あっての楽しい人生、そう考えたらやっぱり来て良かった!

 

Paris

 
 
ポンピドーセンターにイヴ・クラインの回顧展を見に行く。 友人のM氏はクラインの最後のアトリエを引き継ぎ、未亡人も引継ぎ(?) 貸し出している作品も多数。いろいろな話が頭をよぎる。 「クラインの青」とも言える青、ピンクとゴールド、この3色ですぐクラインとわかる。 作風でアーティストがわかることはとても大切、と日頃思っているけれど、 「色」だけでわかるアーティストって他にいるかしら?

 

Paris

 
 
 
同じくポンピドーセンターでロバート・ラウシェンバーグの回顧展を見る。 バイオグラフィーを読むと、ジャスパー・ジョーンズやジョン・ケージ、マース・カニングハム等 交流関係も面白く、やはり刺激的な友人関係はアーティストにとって最高のイマジネーションの 泉なのだと実感。まだ81歳で存命中、そして若いうちにベネツィアビエンナーレで賞を取るなど 評価も高く、数少ない幸せなアーティストなのかもしれない・・・。

 

Paris

 
 
 
カルティエ財団に「Gary Hill」と「TABAIMO」の展覧会を見に行く。 「Gary Hill」は廻るコインを望遠鏡で見る、という仕掛けが面白いけれど・・・??? 「TABAIMO」は日本人の若いアーティストのグループ。独特のタッチのアニメで日本の日常生活がリアルに、そしてシニカルに描かれていて、 日本人の私から見ても面白い! 「満員電車」のアニメーションは実際に電車の中に居るような錯覚に陥る。

 

Venezia

 
 
 
ココのところヴェネツィア出張の定番、パラッツォ・グラッシへ。 ピカソの展覧会は世界中、どこかで何かしらやっているけれど・・・。 いつ見ても感動してしまう。 「生きることがアート」そのものの人生という・・・。作品数の膨大さが物語っている。 創造、創作、真にクリエイティブに生きる・・・。とはこういうこと・・・。

 

Venezia

 
 
 
 
結婚以来毎年来ているヴェネィアビエンナーレも今年で15年。
今年は建築展の年、テーマは「CITTA」、都市の分析とその将来の展望?
とでも言うのでしょうか?私は建築は専門ではないけれど、違う分野の展覧会を見るのはとても刺激的。 会場の構成から、展示の仕方、素材の使い方などクリエイティビティを刺激するモノでいっぱい! 韓国館は友人の建築家が代表作家。 スカルパ作品のリノベーションを見たばかりなので、スカルパのデザインによるベネズエラ館のコンクリートの色も興味深い。

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