Expo July 2006

Paris

 
 
 
ポンピドーセンターで彫刻家David SMITHの展覧会を見る。
彫刻そのものは少々オリジナリティに欠ける?感があるけれど、会場構成が素晴らしい。
バイオグラフィーのように年代を追って作品を見ると、作家としての葛藤や変化が感じられて興味深い。

 

Paris

 
 
 
大好きなアーティスト、マルセル・デュシャンも今や賞の名前に・・・。
今年はClaude CLOSKYというアーティストが受賞。ビデオアートというよりは
ビデオアートのインスタレーション作品。
猛暑の続くパリでは涼しげなインスタレーションに和む!

 

Paris

 
 
ポンピドー・センターでJean BAZAINEの作品を見る。
小さなスケッチブックの水彩が実に美しく、大きな作品を見慣れてしまっている最近、何だか新鮮。
墨絵のようなタッチに木の額装、透明感のある水彩にアクリルと、小さいながらにきちんと計算された額装に、やはりモノヅクリはこうでなくては・・・と少し反省する。

 

Paris

 
 
 
 
 
オープンしたばかりのジャン・ヌーベル作品の民族博物館、へ。
エッフェル塔を後ろに控えた絶景に立つ、長い長いファサードのこの博物館。
各色の箱が突き出したようなファサードも面白いけれど、
収蔵品の圧倒的な「大きさ」とその膨大なコレクションには驚く。
アフリカは旧植民地であったことを実感しつつも、フランス人の「美」に対する幅広い見識眼、そして何よりもそれを「所有しようとする貪欲さ」にあきれつつも頭が下がる。
ギメー美術館にあるアンコールワットの遺跡はかつてアンドレ・マルローがはるばるカンボジアがら盗んできたことを思うと(それも石!切断して少しずつ船に乗せて運んだとか・・・)アフリカは近いのだ・・・。

 

Paris

 
 
 
コンコルド広場にあるJeu de Pomme美術館に、シンディー・シャーマン展を見に行く。
昔からその美しい容姿とかけ離れた作品に、かつてのニキ・ド・サンファルを思わせる「その存在自体がアート」なアーティストとして大好きだけれど・・・。
それにしても、このエロティックさとグロテスクさはスゴイ・・・。

 

Paris

 
 
長い間閉まっていた市立近代美術館へDan FLAVINのインスタレーションを見に行く。
ジェームス・タレルも好きだけれど、このFLAVINは「蛍光灯」だけを使っているところが面白い。
コンセプトやマテリアルを1つに絞ることは、作品と作家のイメージを明快に記憶に残す上では大切なことだと考える。暑いパリでクーラーの効いた会場で静かに光るインスタレーション、何だかシュール・・・。

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