パリでも流行を追いかけているのはホンの一部の人に過ぎない。
アーティストではないのだから、「着けられないビジュー」は作らない。
オブジェとして面白いことよりも、目立たないようでいて、凛とした静かな存在感のあるビジュー。
何年たっても飽きが来ないデザイン。
着けていると気持ちが落ち着くような上質な素材。
豊かなアジアの素材と、私が育ったバックグラウンドの持つモダニズムの融合。
日本人のアイデンティテイーと、ディテールにも細かい配慮の感じられるデザイン。
そんなビジューを創り続けていきたい。

 

 

 
 
今月のサンモトヤマ軽井沢店のディスプレイは鈴蘭をあしらって。春らしい色の ショールに合わせてお使い頂ければ。

 

 

 
 
亡き母が残しておいてくれた幼少期の頃からの工作や手芸、そしてパリに渡った ばかりの頃の作品・・・今回の個展ではクリエイションの軌跡をクロノ ロジカ ルに展示する。ヴェネチアのスタンパリア財団のミュージアムショップのみで取 り扱って来た「アートライン」も日本では初めてお目見え。「着 るアート」や 「着けるアート」ではなく、日常の装いにさりげなくアーティスティックな雰囲 気を添えるようなライン。 ぜひこの機会に皆様にお試し頂きたいもの。

 

 

   
 
 
 
淡水真珠は本当に奥の深い素材。形もさまざまな上、素地の天然色がそれぞれ違 うため同じ色番で染めても仕上がりが全く違う事もある。私のデザイン と色に 合わせて染め上がった素材を、大きさと色で分けてゆく。全てが手作業なので待 つ時間に職人さんとお話しするのも楽しく、素材の特性などの知 識もこうして 学んできた。素材の感触を確かめながら新しいデザインを考えたりするのも楽し く、あらゆる種類の淡水真珠に囲まれて何とも幸せな気持 ちになる。

 

 

 
 
ラピスラズリは色も質感も大好きな素材。硬質でありながらも鮮やかな発色でデ ザインするのも楽しい。クリアなブルーがスポーティーな雰囲気のジュ エリー にもぴったり。原石の選別はなかなか難しく、水をかけて色を見たり、縞やふの 状態を確認する。見渡す限りの原石・・・まるで「ラピスの石 垣」のよう。

 

 

 
 
半透明な石達は強いライトを当てて中のヒビなどを確認する。顕微鏡を覗いてい るような石の中の小宇宙。こうしてさまざまな石を見ていると天然の色 の美し さや質感に「デザイナーなんか要らない?」と思う事もしばしば。粗野ながらパ ワーを秘めた原石が研磨をかけて洗練されたジュエリーになって しまうのが惜 しいような気持ちになる。

 

 


 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 
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一昨年のミラノでの展覧会以来の「黒」の作品。
「黒」と一口に言っても、黒サンゴやオニキス、黒メノウ、ヴェネアングラスに染めの真珠、と素材は様々。

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